(0101) ▼ 赤司に言えない秘密

だってそんなの今更で。




『はあ…』

「…どうしたマユ。ため息とは珍しいな」

『あら征ちゃん、いたの?』

「ああ、5分前ほどから。俺にも気づかないとは、よっぽどだな、どうした?」

『んーん…なんでもない。あっても大したことではないの。他人から見たらちっぽけで、でも私からしたら大きな…はぁ…』

「話せば少しは楽になるぞ」

『!ごめん、これだけは征ちゃんには相談できない』

「?なんだそれ」

『言えないから内緒!』

「言え」

『無理です!帰るねっ!』

「あっ」




―あなたのこと好きになっちゃったかも、何て言えるわけない!




2014.01.01 00:00


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -