(0101) ▼ 赤司と年上のお姉さん

お姉さんは京都住み。京都の方のあの喋り方あまり分かってないのでアレですけど…。京都の方すみません。
敬語赤司くんが黒子くんみたいになってもうた。




『あれ?赤司くん?』

「え?」

『うわ〜!赤司くんや!久しぶり!って覚えてる?』

「もしかして堀田さん?」

『そう!よかった〜』

「お久しぶりです」

『うんうん!元気そうやね!』

「お陰さまで」

『春から高校生やっけ?』

「はい。堀田さんは大学生でしたっけ」

『ん。なんとか入れたんよ!あ、ところで赤司くんはどこの高校に通うん?』

「洛山高校です」

『!洛山?』

「?はい」

『そうかそうか!洛山か〜。ふふっ』

「どうかしたんですか?」

『いやね、うち洛山出身なんよ』

「!本当ですか」

『で、一応これでもバスケ部のマネージャーやっててんで』

「え、そうなんですか」

『せや』

「……もしかして中学も?」

『おん!まあ洗濯もんばっかやってたけど。でも楽しかったで』

「そう、ですか」

『……あ!洛山やったら確かうちの後輩がまだおるはずやね』

「そうですね。どんな人たちがいるんです?バスケ部には」

『ん?んー…強いで?』

「知ってますよ」

『…無冠がいるのは?』

「…初耳です」

『それがな!3人もおるんや!高校の夏の試合も洛山で決まりやね』

「……………」

『?赤司くん?どないしたん?』

「いえ…なんでもないです」

『そか?なんかあったらいいや?できる限り力になるからな?』

「ありがとうございます」

『あ、うちもーそろそろ帰らな…。じゃーね赤司くん!そろそろ敬語もやめてええからね!大事な後輩になるんやから!ほな!』

「また。……大事な後輩、か…」




2014.01.01 00:00


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テーマ「人外ファンタジー」
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