(0101) ▼ ホモ!?なキセキから黒子を助ける

ホモは言いすぎました。正しくは「変質者キセキ」から黒子を助け、守る話。見かたによってはホモに見えるかも?
読んだものに影響されやすい私…でも何に影響されたのか覚えてないやい。

※念のため少し注意です。




『…な、なにこれ』

「あ、堀田さん…良いところに来てくれました助けてください!」

『え!?』

「堀田テメェ!テツから離れろ!」

「計算済みッスか堀田っち!」

「堀田、そこを離れるのだよ」

「いくらなんでもマユちんでも容赦しねーし」

「堀田…テツヤから離れろ」

『縋りつかれた身ですけど!?…えっ、とっ、とにかく黒子君こっち!』

「わっ」

「テツゥゥゥウウウウウウウ!!」

「黒子っちぃぃいいいいいいい!?」


後ろから声がする。けど無視して黒子君を引っ張ってあの部室から逃げる。必死で
陸上部で本当によかった…!






死んでる(気絶してる)黒子君を無視して陸上部の方の部室へ来た。今日は休みなので誰も来ることはないし、内側から鍵も掛けたし(対キセキ用)
ベンチに横たわってる黒子君にうちわ…はないので扇子で扇ぐ。なんで扇子なのかはスルーで


「う…」

『あ、気がついた?ごめんね…全速力で走っちゃって…』

「いえ…大丈夫です。助けてくださりありがとうございます」

『いえいえ…。ところで何があったの』

「話すと長くなるんですが…」

『私があの一瞬で手に入れた情報は「キセキが変質者」ってことなんだけど』


主に顔見て判断したんだけどね、と付け足して


「まさにその通りです」

『おうふ』

「向こうはそのつもりないでしょうけど、僕からしたらイジメと同じようなもんなんです」

『例えば?』

「そうですね…黄瀬君はファンを利用してるような感じです」

『り、利用…』

「わざわざ教室にまで来てお昼を一緒にしたいらしいんですが、その日は委員会の方で無理だったのですが…」

『泣き落としでも使ってファンが責めた…ってとこかな』

「はい。青峰君は部活中、足など触ってきて気持ち悪いです」

『うわぁ…』

「緑間君にはなぜか凝視されます」

『え、怖い』

「紫原君は…スキンシップはいいんですが、僕に用があって近づく人たちを普通に「捻り潰すよ?」と…おかげであまり僕に近づこうとしません」

『お菓子の妖精さんが…』

「一番酷いのは赤司君でしょうか…。毎週変なDVD送ってくるし、脳内妄想逝ってるし、昨日なんて「そろそろ僕の膝の上で喘いでくれないか?」なんて言われまして…。黄瀬君曰く盛ってる時期だと言いますが僕を巻き込まないでほしいです」

『…キセキってさ、ある意味キセキだよね。悪い意味で…』

「そうですね…」

『……………』

「……………」

『……決めた』

「?」

『私、キセキから黒子君守るよ』

「え?」

『このまま放っておけないよ。それに事情も聞いちゃったし、あとには引けないしなにより…さっきのあれだよ』

「それは…その、すみません」

『いやいや!あそこに寄ったのは私の意思だし気にしないで良いんだよ!』

「はあ…」

『…ま、逃げるのは得意分野だから良いけど。勉強も今まで以上に力入れなくちゃならないね…』

「…なんでです?」

『これから分かるよ』






「堀田テメェエエエエエ!昨日はよくもおおおおお」

「堀田っち!あのあと何があったんスかいや黒子っちになにかしたんスねえええええええ!?」

『なにもしてねーよ!無罪だ!』

「堀田さ…っ、僕もう…!」

『っもう!』

「!?」

「?!」

「?!!」


翌日からキセキに追いかけられる私と、私に引っ張られダウンしかけると私に姫だっこされる黒子君がいたとかいなかったとか…


「堀田…テツヤを汚した罪は重いよ…?」

『むしろ君が黒子君を汚してるじゃないか最低』

「……紫原」

「はーい。ごめんねマユちん、赤ちんの言うことは絶対だから」

『はあ、新作のまいう棒カフェラッテ味をご存じですかな紫原君』

「え、なにそれ?」

「紫原、耳を貸s『カフェラッテって苦いイメージあるけどこれは特別でココアのような甘くて優しい味がするんです。まいう棒限定で。しかも人気でなかなか手に入らない代物なんです』

「へぇ〜!」

『さて、ここにまいう棒カフェラッテ味が3本あります。もちろん紫原君と一緒に食べたくて。…どうします?』

「食う!」

『君がこのまま私たちに手出ししなければ一緒に食べましょうもちろん黒子君も一緒に』

「えっ」

「!黒ちんと!?」

「紫原!」

『…どうしますか』

「うーん…赤ちんの命令は絶対…。でもまいう棒…しかも黒ちん付き…うぅぅ〜…っ」

『…黒子君、今のうちに逃げますよ(ボソッ』

「はいっ」

「…紫原…そんなにまいう棒が好きか。改めてお前の菓子好き度を認識したよ」

「あ!赤司っち〜!黒子っちたちは…っていねええええええええ!!」

「くそ!あの女…!」

「今日のラッキーアイテム、汗だくのタオルなのだよ…」

「おは朝!おかしいッス!!」




2014.01.01 00:00


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