(0125) ▼ なんちゃってログ

2015年分のSSログ。刀剣メインでごっちゃ。日付は無視でいいよ!誤字、脱字も無視だぞ!



幸せな夢を見たの。
とても、何物にも代えられない夢だった。

そういって話す主の顔は今まで見たこともないほどきれいで、幸せそうに微笑んでいた。

7/7【ご自由に想像してくださいませ】



空を見上げるといつも泣きたくなる。
昔からの癖のようなもので、空を見ると、こう、なんとも形容し難い気持ちが湧き上がってくるのだ。なんでだろうと、空を掴んでみたこともあったが空は掴めないし、掴めたところでなんなのか分かるわけでもないだろうに。

でも頭に残るフレーズがある。どこかで聞いたわけでも、本で読んだわけでもないのに、ぽつりと残るのだ。

"必ず迎えに行きます、×××"

そんな簡単な言葉。ドラマかなにかと思ったけど恋愛ドラマより刑事もの、または大河ドラマなんかが好きだ。この年でなぜこれなのかと友達にも言われたし親にも言われたし、自分でも思う。けれど人の好みなんて人それぞれだ!と言い切って逃げてきた。そろそろなぜこのチョイスがいいのか理解したい。
刑事ものにそのような言葉が出てくるのは到底思えないし、大河ドラマだとしても言葉遣いが少し違うでしょうね。

でもどうしてだろう。あのフレーズが頭に思い浮かぶたび胸が早く動き出すのだ。トキメキ?でも感じてるの?…誰に?セリフに?
でも待ってみたいと顔も分からない人に思うのだ。これが私の生きる理由だから…なんてね。

"もうすぐですよ×××。もうすぐ…"

"貴女に会える"

誰か私の名を呼んだ?

11/06【多分一期。現パロ(転生?)】



喉元にカッターお題配布bot
「あなたを主と決めた日から愛を知った」

己は、正真正銘"刀"だった。だった、というにも訳がある。それを含めて話をしよう。
ある日、上も下も分からない暗闇の中で声がした。とても清らかで流れてくるような気の持ち主。あるはずのない目を開けた。すると、どうだろうか。

「初めまして」

目の前に立つ人間、ありもしないはずの二本足で立つような感覚。自分の恰好に目を疑った。手がある。足がある。体がある。まるで"人間"のようじゃあないか。
己は刀だ。だが何故、こうして人間になっている。腰には己自身が。まるでかつての主人のように。こんなことって…。

「突然のことで驚かれるかもしれない。しかしどうか我々人間に手を貸して頂けないでしょうか」

その人間は色々なことを教えてくれた。
己を呼び出したのは欲に言う審神者というもので、その審神者は何故刀を、刀の付喪神を顕現させたのか。今日本では歴史を変えようとする歴史修正主義という者たちが現れ、このままでは存在していたはず人間が消えたり、存在するはずのない人間が現れたりで、日本がめちゃくちゃになってしまうらしい。過去に遡り、歴史修正主義者を倒し元の歴史に戻して知ってほしいとのことだった。
今の人間は昔のように戦えるわけじゃない。銃や刀も、もう持たなくなってしまった。どちらかと言えばそれらはもう美術品という扱いになってしまい、二度と人間に振るわれることはないだろう。なら、どうするべきなのか。それならと目を付けたのが刀だった。
「こんな言い伝えがある」人間と共にあった物、大切にされた物、思い入れのある物には命が宿る、と。
ならば戦いを知る刀ならどうだろうか。古く大事にされてきた刀なら神様もやどっていることだ。だから神下しを行い、今や戦いを知らぬ人間たちの代わりに戦ってきてほしい。

「彼らの歩んて来た道を壊させないで上げてほしい」

どうか、を深く、深く頭を下げた審神者。彼ら、というのは己の主人であった人のことも含まれているのだろうか。戦いを決めれば彼らの人生を守れる。良くも悪くも。しかし主人が死ぬはずのなかった未来も作れる、ということだ。しかしこの審神者という者によればそれは違反、歴史修正主義者と同じことなのだ。
あなたはどうして過去を守りたい?と聞いた。自分は過去など変えれるものなら変えて、主人を生かしたかった。そうすれば、きっともっとずっといれたはずなのだ。審神者は下げていた頭を上げ、少しだけ悩むような素振りをし、目を合わせはっきりと言った。

「どう足掻いても歴史は同じ。必ず修復に向かうでしょう。それがこれまでの"歴史"というものですから」

その目はどこか諦めた色をしていたと後の彼らは語る。当時の自分たちにこの目が何を意味するのか分からなかった。ただ、悲しそうな眼だった。

「これを言うのは卑怯な手の一つです。ですが言わせて頂きたい。あなたの主様の人生を、あなた方で守ってほしい。
私は審神者で、政府という上からの命令により神様を呼び出した、立派な罪人だ。呼び出し、戦い以外基本何も求めません。…戦いは知りません。ですが、サポートくらいなら、お支えするくらいなら出来ます。

我々これから人間のために、どうかそのお力をお貸しください」

膝を折り、自分の腰にも満たないほど頭を低く下げる。己は思い出す。この者の清らかな気と、あの悲しく寂しそうな声を。触れられた指がとても熱く、生きてる証である命の鼓動。

己は、どうしたいか。どう、あるべきか。

「ああどうか頭を上げて」

私でよければ。あなたに。

11/09【審神者と刀剣男士の出会い?誰とは考えてない】



ある日私は池の上に立っていた。何を言ってるのかは分からないと思うが、私にも分からん。誰か現状の説明プリーズ!と大声あげたかった。だがしかし声は音とはならなかった。恐らくこれは夢だから。

水面下には数種類の小魚が気持ちよさそうに泳いでいる。私は動くことも出来ないまま暫くじっとしていた。

11/15【これは、】



古い記憶よ、これは。なんせ私が幼い頃、まだばば様が生きていた頃の話。
当時の私は10にも満たしてなくて、ばば様に手を引かれて、ばば様のお屋敷に行ったの。大きなお屋敷なんて、テレビやドラマでしか見た事なくて、ばば様のお屋敷を見た時は、とても興奮したわ。中に入れた時もとても嬉しくてちょーっと粗相もしちゃったけど…ばば様は優しく笑って許してくれたけど。今の私はあまり思い出したくない記憶かもね。

そうね、それがここに来た時の話よ。あ、母様には内緒にしてね?これ母様には言ってないのよ。知られたらきっとこっぴどく叱られちゃう。
うん?そうね、話がずれたから戻すわ。それで、ええと…ああそうね。

ばば様の旦那様、私で言うじじ様は私がもっと幼い時に亡くなっていて、顔は知らないんだけどお写真でなら顔を拝見したことはあるわ。
それでじじ様はいないからばば様は一人暮らし。って勝手に思い込んじゃってて、まさかお屋敷の中に人がいるなんて思いもしなかった。
…その人は誰かって?ふふ、誰でしょうね。とても素敵な人、っていうのは覚えているわよ。ふふふ。あら、嘘なんかじゃないわ、本当よ。ならどんな人か分かるって?さあ?どうだったかしら。

12/27【それは私の古い記憶、出会い】




2017.01.25 04:21


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