(1029) ▼ 140文字SS/tkrb+α

貴方は薬研で『きっとたぶん』をお題にして140文字SSを書いてください。

最近薬研からよく見られている気がする、ので本人に聞いてみた。「あー…言われてみりゃそうかもな」無自覚か「そうだ、大将」なに?「俺を近侍にしちゃくれないか」突然だね「見かけるといっつも目で追っちまうんだ。その原因を探るために傍に置いてくれないか」なんだその殺し文句。それってなんか


貴方は薬研藤四郎で『逃がしはしない』をお題にして140文字SSを書いてください。(上の続き)

「なあ、大将。俺っち分かったことがあるんだ」ほう、なにかな「あんたを目で追っちまう…その理由」ついに分かったんだ。…で、この手はなにかな「分かっちまった瞬間にどうしようもない感情が出てきてな。…なあ大将、俺のモンにならねぇか?」と、突然だね…「なあに時間はやるよ。…時間はな」


貴方は薬研藤四郎で『それが恋とも知らないで』をお題にして140文字SSを書いてください。(上のつづry)

予想を遥かに上回った答えを出してきた薬研は今この場にいない。口ではあんなこと言っておきながら近侍の仕事はきっちりやるもんだから憎めない。時間はやるっていう優しさはあるけど拒否権はない感じ。俺のモンにならないかなんて初めて言われたけど一般的にそれが何なのかあの人は知っているのかね
(別の診断からこちら)



貴方は獅子王で『新婚ごっこ』をお題にして140文字SSを書いてください。

「忘れ物はないね?」「おう!ちゃんと必要なもんは持ったぜ!」「ん、いってらっしゃい」「いってくる。……っとここで接吻しちゃ悪いよな」「まま事だし、さすがに限度がある」「…なあ、」「んー?」「まま事じゃなければしていいのか?」「…ん?」「マジならしてもいいって事か?」「んん!?」



貴方は鶴さにで『縁のない話』をお題にして140文字SSを書いてください。

同期の審神者達が霊力の枯渇や結婚を理由にやめていくのが増えた。霊力に関しては仕方のないことだとして結婚って。「落ち込んでいるようだな主」やあ鶴丸。今驚かしてもあまり期待はするな。「主殿も結婚とやらがしたいのかい」どうだろう、分かんない。「ふぅん?」…何?「なに、仕込みを少々、な」


貴方は鶴丸で『愛してみろよ』をお題にして140文字SSを書いてください。(男主っぽい)

なあ聞いてくれ、俺はどうやら君の事を好いているらしい。何故そう思うのかだって?そりゃあ決まっている。君の顔が頭から離れないんだ。それだけじゃない、君が他の刀と一緒にいたら胸のあたりが渦巻くんだ。…ん?ああ、試したさ。すぐにいったな。「恋のイロハと手順を学んでもう一度出直して来い」
(自分でもよく分からないので没)




貴方は薬さにで『甘えてよ』をお題にして140文字SSを書いてください。

「大将、少し休まねえか。先程燭台切から甘味をもらってきたんだ」「ありがとう。もうちょっとで一息つきそうだからそこに置いといて」「なら茶でも飲んでくれや。鶯丸の旦那に教わりながら淹れてみたんだ」「それは楽しみね。でも待ってあと一項目」「…たぁいしょー」あんた働き過ぎなんだって





ここからとうらぶヤンデレったーのお題を一つ。SSっぽい。
多少のグロ表現あります。少しでも無理な方は回れ右を強くお勧めします。




戦績も順調。刀も増えて、毎日楽しかったし飽きない日々を繰り返していた。初期刀の山姥切に戦術や作戦を考える日々も悪くなった。短刀を始めとした多くの刀は毎日笑顔で溢れている。本当に、毎日が楽しい。

だのに、なんで目の前がこんなにも怖いんだろう。

朝起きたら障子に飛び散った血の跡。障子を開ければその血の主であったであろう一振りの刀が落ちたようにそこにあった。触れれば僅かに温もりだけが残っていた。一瞬たりとも動かない。
本丸中を走り回った。どこも、どの部屋も血の海と、その真ん中に置かれた刀たち。寄り添うように重なっていた刀もあれば、何本か一緒になっていたとこもあった。

どうしてこんなことに。
寝ている間に何があったんだろう。なぜ自分は呑気に寝ていたのであろうか。

答えも見つからないまま、大広間へと着いた。僅かに開いてる襖から誰かの呻き声が聞こえ、何も考えず勢いのまま襖を開けた。
目の前の光景に声すら出なかった。

「起きたのか、主」

私に気づき挨拶をしてくれるが、その手には刀、もう片方の手には今にも息絶えそうな仲間の首を絞めていた。朦朧とした意識のままこちらを見る彼だったが口を動かそうとした瞬間、胸を突かれ掴んでいた手を放した瞬間顕現は解かれ、真下に出来た血の海にパシャっと音を立てた。
息を吐き、方向転換してこちらに向かった一歩に、慌てて一歩後退し、そして知らず叫んでいた。

「どうしてこんなことしたの、山姥切!!」

ぴたりと足を止め、何故、というように首を傾げた後山姥切は何でもないように言った。

「だって不平等だろう?」

その言葉の意味が分からず続けようとした言葉も口からでなくなってしまった。
それをよしとしたか、山姥切は言葉を続ける。

「多くの刀の主のアンタと俺。釣り合うわけないじゃないか。アンタの刀は俺だけでいいし、俺の主はアンタだけでいい」

一歩、また一歩少しずつ歩みながら彼の目に怯える私が見えるほどの距離まで来て、場違いなほど優しい顔して彼は言う。私はただ見上げることしか出来ないほど怯えきっていた。目の前にいるのは山姥切なのに、山姥切じゃないような気がして。

「だからあいつらからアンタを奪った」


――これでアンタの刀も、アンタだけの主も俺だけだな。


ひどく嬉しそうな顔して見つめられる。仲間を平気で殺すようなことして、なぜ私の前でこんな優しい笑顔ができるのだろう。
狂ってる。
その言葉がぴったりだった。

頬に手を添えられ逃げれないよう反対の手首を掴まれた。逃げられない。さっきまで動けたのに、金縛りにでもあったかのように動けないこの足が憎くて堪らない。あの一瞬、引き返して政府にSOSを送れたのに。
手首から、頬からその両手は背中に回り、私の身は彼の腕の中に収まってしまった。

「…俺は後悔なんてしていない」

その声には、どんな感情が含まれていたのだろうか。



診断結果
山姥切国広「多くの刀の主のあんたと俺。釣り合うわけないじゃないか。だって不平等だろう?あんたの刀は俺だけでいいし、俺の主はあんただけでいい。だからあいつらからあんたを奪った。俺は後悔なんてしてない」




2016.10.29 03:43


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