(0101) ▼ 赤司と黒子と入れ替わる

原因は黄瀬くんです。当然ですけど、男の子の視線って女の子には分かりませんよね。




『ってぇ…!』

「……っ…」

「…堀田、黒子、大丈夫…か…」

『私は大丈……え?』

「僕も…え?」

「どういうことだこれは」

『知らん。黒子は』

「僕に聞かないでください」

「…黄瀬ェ」

「えっ?え!?すんません!!?」








「…つまり、黄瀬のせいで3人が入れ替わった…と?」

「そうなります」

「そうなるな」

『ソウデスネー』

「で、赤司の中は誰なんだよ」

『はい』

「堀田か」

『なんだ、がっかりするな。踏むぞ』

「やめろ。今のお前が言うと赤司みたいだからやめろ」

『当たり前だ。なりきってるんだからな。うまいだろ』

「ヤバイわ」

「はあ…」

「赤司は黒子か」

「ああ。…少し目線が低いな」

「僕はちょっと低いです」

『私ちょっと高いんだけど。赤司っていつもこんな風に見えてんの?』

「そうなんじゃないか…見下されるのは嫌いだ」

「僕はいつも見上げてます。しかも今もですよ」

『…いいなぁ、男の子って』

「何がだ」

「何がですか」

『んー。秘密』




2014.01.01 00:00


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