あれからきちんとウィッグを返してもらい、それから数分後マネージャーが運悪く帰ってきては、美風藍がこの前の撮影のことで話がしたいんだと言われてしまい始めは断っていたマネージャーだが、最終的には渋々だが了承を得てくれた。勿論スキャンダルには気を付けなさいよって釘付けまだされてしまい相変わらず口煩いと思ってしまった。マネージャーごめんなさい実はバレちゃいましたと心の中で呟いてしまった
「ここは…?」
「ラボだよ。僕の実家みたいなもの」
テレビ局から出ては近くの公園のトイレで女装から元の姿に着替えてはタクシーで連れられた場所。そそくさとラボというとこに入っていく美風藍を追う形になるように入っていく。そして案内されたのは綺麗な白の壁、シンプルにしか置いてない家具。きっと美風藍の部屋なんだろうと確信できた。ソファーに座れ場と催促されては一言告げては座った。というか緊張感が漂った。
「で、君はどうして女装なんてしてるの?」
「いや、美風さ…」
「藍でいいよ。というか僕君より年下だし。あとため口でもいいから」
「と…年下だ、だって!いやいや見えない。というか…理由だよな理由…」
俺が女装アイドルしている理由。元々アイドルなんて興味ないとは言えないが、仕方ないと思ったので漸く俺は口を開く決心をした
「昔…、ある人に助けられたんだよ。でマネージャーと知り合ったのもその頃で」
「それと女装となんの関係があるわけ?」
「だから最後まで聞けって!で、俺が女装した姿が似てんだって。マネージャーが昔付いていたアイドルに」
「へぇー、それでアイドルしてるのか」
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