何かと縁のある魔法のお酒、バーボン

『いや、日本てすごいね
阿笠さんもありがとうございます』

「いえいえ、以前子供達にケーキをご馳走していただきましたし…」

「それにしてもクロードさん、猫ちゃん達がたくさん集まってましたね」

「俺にはなかなか寄ってこなかったぜ?」

「それは元太君が追いかけ回すからですよ…!」

今日は日本では珍しくないらしい猫カフェというところに連れて行っていただきました。
阿笠さんが気分転換にでもどうですかと誘ってくださったので小学生達と出掛けることにしたのだ。

「クロードさん、マタタビでも持っていたんですか?
全然そんな匂いしませんでしたよ?」

「全然食いもんの匂いもしねーし…なんか甘ったるい匂いっていうか…」

「でもクロードさんとってもいい匂いするよ?」

小学生3人に寄ってたかって匂いを嗅がれてるんですが、この光景はなんなんでしょうか。

まあ、あんな所初めてだったしノルウェー・ジャン・フォレストキャットにヒマラヤン、黒猫も撫で放題だったし向こうから寄ってきてくれたし…
なんていうか猫セラピーみたいな?
とても癒されたよ、これで仕事も頑張れるね…!

「猫だからって同族意識持たれたんじゃないの?」

『哀ちゃん、あんまり大人を馬鹿にするもんじゃないよ…』

「貴方、最近香水変えたみたいだけど一体どんな心境の変化かしら?」

『べ、別に何もないよ…』

哀ちゃんにまで匂いを嗅がれ、苦笑しかできません。

「確かにいい匂いです
も、もしやこの匂いが猫ちゃん達を引き寄せて…」

「ま、それも一理あるんじゃねーか?
ルイさん、前に使ってた香水ってどんな匂いだったの?」

『え?普通の男物…シャネルのアリュール オムだけど』

コナン君に言われて、端末で検索してみる。
匂いっていきなり言われてもどんなだったか説明するのは難しいな。

『えっと…トップノートがマンダリンとコリアンダー、あとセダーが強めかな
トンカピーンとシトラス、ラブダナム、アクセントにブラックペッパー…
柑橘系のスパイシーなやつだったよ』

「香水変えたのっていつ?」

『い、1ヶ月くらい前かな…
ちょっと、俺には大人っぽすぎるっていうか見栄張ってる感じがあるって言われて…』

「(1ヶ月前って言ったら、雪白さんが安室さんとやっと付き合うことになった時か
安室さんの好みの匂いにさせられたってとこか?
相変わらずのバカップルぶりだな…)」

哀ちゃんはフッと笑った。

「確かに、貴方には大人過ぎたのかもね
それで、柑橘系でスパイシーだった香水をなんでこんな甘いのにしたの?
これ、フローラル系の甘さっていうより…」

「バニラ系の甘さとか?
新しくしたのはどんな匂い?」

『いや…確かバニラ系じゃないと思ったけど…メンズじゃないんだよね
ディオールのアディクト
ユニセックスの香水買うのって初めてだったからちょっと抵抗あったんだけどね
トップは前と同じ柑橘系の筈…』

それも検索してみた。
まあ、1ヶ月前にベッドでスパイシー系の香水は貴方には似合わないですよとバッサリ言われてしまったから買い直しただけなんだけど。
ちゃっかり買い物についてきた安室さんが選んでくれたようなもんだから、あんまり匂いの成分については知らない。
とりあえずフランスのメーカーであること、柑橘系がいいというリクエストだけはしておいて、何個か絞ってもらった候補の中から選んだだけだし。

『うん、やっぱりトップノートはマンダリン・リーフやシトラス系…
ミドルはちょっとフローラルが入ってるみたいだけどラストはサンダルウッドと…』

あれ、見間違いかな…
ちょっと待ってくれ

「サンダルウッドと何よ」

哀ちゃんに急かされたけれど、無意識に自分でこれを選んだのかと思うと相当俺も毒されていることになります。
とても複雑な心境です。
黙ってコナン君にスマホの画面を見せてあげるだけにしておきました。

「サンダルウッド、バーボン・バニラ、トンカピーン…
なんだ、バニラ系も入ってるじゃん」

そう言いながら俺にスマホを返したコナン君にはニヤニヤされたので後でこれは何か対策をしておかないと一生からかわれます。

「バニラ系が入っているのと猫ちゃん達に何の関係があるんですか?」

「まあ、諸説はあるけど猫はバニラ系に惹かれるみたいだぜ
それからラストノートによくあるムスクやサンダルウッド、これも猫を惹きつける
もしかしたら、ルイさんのサンダルウッドやバニラの匂いに反応して猫も寄ってきたのかもな
それにしてもあんなに好かれるとはな…」

店員さんも驚いていたくらいだ。
何せ頭の上にまで乗っかられたくらいだ。
俺が猫のおもちゃにされたような気分だったよ、いや、癒されたけど。

『それにしても…あんなカフェがあるなんてなあ』

「フランスにはないのか?」

『ないない、こんなカフェあったらフランス人もっと仕事しなくなっちゃうかもね』

あはは、と笑って元太君に言ったら丁度電話が鳴った。

『あれ、電話……もしもし?』

[もしもし、お久しぶりですね、クロードさん]

『ふ、降谷さん…!』

ちょっと小学生達から離れた。

[急なお話で申し訳ないのですが、急遽貴方というかフランスにお力をお借りしたい案件がございましてご協力いただけませんか?]

『え、ええ、まあ、構いませんけど…
今出先なので少しお時間が掛かるかと思いますが、直接お伺いした方がよろしいですかね?』

[ええ、お願いします]

『わかりました』

[くれぐれも、先日のような襟の開いた服は控えてください]

『…ちゃんとしたシャツですよ、失礼ですね
今から参りますから、では』

もう、と電話を切ってからスマホをしまった。
鞄を開けて、幸運にもパソコンを持ってきていた事に安堵してからシャツも整えた。

『ごめんね、仕事入っちゃったから今日はこのまま失礼します
阿笠さん、本当にありがとうございました
今度何かまたデザートでも持っていきますので』

「おお、それは嬉し…」

「ダメよ、このメタボにデザートなんて」

「哀君…」

哀ちゃん、貴方もなかなか手厳しいですね…

「クロードさん、またお仕事なんです?」

『なんか緊急で呼ばれちゃって…
また今度遊ぼうね、猫のおかげでリフレッシュできたし仕事捗りそうだよ
皆と遊べたおかげだね』

じゃあね、と別れてタクシーを捕まえた。

『すみません、警察庁まで飛ばしてください』

タクシーの中でパソコンを開き、送られてきたメールを確認して資料に目を通しておく。
それからDGSEの本部の個人ページから資料を集めておいた。
タクシーが停車し、支払いを済ませてから車を降りて警察庁のいつものフロアにやってきたらちょっと久しぶりの部下さん達にお会いしました。

「クロードさん、こんにちは」

『こんにちは、久しぶりですが皆さんお元気でした?』

「ええ、クロードさんこそお元気そうで何よりです」

『さっき丁度リラックスしてきたところなので』

「リラックス…?今日はオフだったんですか?」

『え、ええ、まあ』

「すみません、オフなのにお呼びだてしてしまったようで…」

『お仕事ですから』

「いえ、降谷さんからクロードさんにはちゃんと休日をと言われているので…」

あの過保護…
部下さんにそんな事まで言っていたのか…

はあっとため息を吐き出した。

『俺も一応仕事をする身ですからあまり降谷さんに言われたからといって気にしないでください
仕事上日本のルールには慣れなくてはいけないのは俺の方なので…
いつもの部屋でよろしいんです?』

「あ、はい」

『じゃあ少しお邪魔しますね』

やれやれ、と思いながらいつもの部屋に向かった。

「…またオフの時にいらしてくださったなんてな」

「なんか以前お会いした時とまた雰囲気が一新されたような…」

「違うといえば…以前より甘い匂いがしたような…」

「まあ、何にせよ以前より色気が増したのは確かなようだな…」

廊下を歩いていつもの部屋の戸をノックした。

『Excusez-moi, monsieur...?』
(失礼しますよ…?)

「どうぞ」

ドアを開けてまず目に飛び込んできたのはイケメンでした。
今日もおスーツですか。
素晴らしいですね。

「すみません、急に」

『本当ですよ
折角のオフでリラックスしていい気分だったのにお仕事で呼び立てられるなんて思いもしませんでした』

ドアを閉めてため息を吐き出した。

「電話ではやる気満々でしたのに?」

『貴方を見たらなんだか急にやる気がなくなりました』

「失礼な話ですね…」

ぷいっと拗ねた。
部下さんにあそこまで過保護な指示を出していたなんて呆れたよ、全く。
パソコンを取り出してからDGSEのページから内部のデータベースにアクセスした。

「…貴方、ご自分の同類とでも遊んでいたんですか?」

ジロッと降谷さんを睨んでから無視した。
デスクに腰掛けた降谷さんは相変わらずイケメンです。
不意に頭を撫でられたので身を捩って手から逃げ、ぺしっと手を払った。

『仕事中です』

「…仕事のオンとオフがつくようになりましたね」

『切り替えが付いていないのは貴方の方ですよ、monsieur Furuya』

舌打ちをして、さっきタクシーで纏めておいた資料を報告書として書き起こしながらデータを引っ張り出してきた。

「クロードさん」

『……』

新たに浮上してきた組織についてハッキングをして情報をコピー。
なんていうか、スーツ姿の降谷さんで嬉しいんだけどちょっと複雑な気分なので、たまに伸びてくる手を全部振り払って、今度邪魔されたら噛んでやろうかと思った。

「あの、聞いてます?」

キッと睨んだら流石に諦めてくれたらしい。
ムスッとしながらも掻き集めたデータと報告書を使い捨てのUSBにコピーをして、降谷さんの眼前に突きつけてやった。

『これでも足りなければ個人的に依頼してください
これはDGSEとして公式のデータでしか提供してませんので
以前貴方達が取られた行動と同じことですよ
フランスから提供できることはこれが全てです、まあ、貴方くらいの人なら俺に頼らずともご自分で情報収集でもされるんでしょうけど
もっとディープな情報をご所望でしたら今夜にでもお話しましょうか

では、確かにお渡ししましたから』

パソコンをパタンと閉じて鞄にしまい込む。
帰ろうとしたら手首を掴まれたので足を止めた。

「今夜はビジネストークですか?」

『お好きなように解釈してください』

「今日はまた一段とご機嫌斜めですね、そんなに今日は気に食わないお仕事でしたか?」

『いーえ、別に』

手首を解放されたのでドアの前まで早足ですり抜けた。

『…俺のオフを台無しにした分、夜はたくさん遊んでもらいますから』

バタンとドアを閉めて部屋を出た。
さてと、帰りますか。
なんかモヤッとしたんだよなあ。

折角の降谷さんのスーツ姿拝めたっていうのにテンション上がんないし…
猫と遊んで癒されたっていうのにお仕事捗った気分にもならないし…
何だ、何が原因なんだ?
…いや、仕事に呼び出されて、ドライな降谷さんが部下さんにまで過保護なことを要求していることがわかってイラッとしたのか…

『Tellement chiant...』
(マジ面倒くさ…)

暴言を吐き捨てて警察庁を出た。
もう一回猫カフェに行って癒されてこようか。
もうやだ、なんかモヤモヤしてしょうがない、甘えたい。
何もする気がなくなったので工藤邸に戻ってソファーで横になっていた。

…そういえばあの香水、まだ何も感想言ってもらってないんだよね
あー、そっか、それもモヤモヤの原因だな…
折角俺が香水変えたってのにさー、何も言ってくれないし期待してたんだけどなあ
今日だって小学生達にいい匂いって言ってもらえたくらいには匂いついてたはずなんだけどな…

夜になってインターホンが鳴ったので夜ごはんサービスのお兄さんには電話をかけておいた。

『鍵は開いてます、勝手に上がってくださって構いませんので』

それだけ言って切ったらすぐに玄関の方で音がした。
足音が近付いてきたけれど無視したままソファーでごろごろしていたらため息を吐き出された。

「まだ怒ってらっしゃるんです?」

『別に…』

ソファーに気配が近付いたので起き上がって距離を取る。

「蛍さん、遊んでほしかったんですよね?」

『今は結構です』

「困りましたね…お腹が空いてるなら先に夜ごはんにしましょうか」

キッチンに入っていくイケメンの後ろ姿をじっと眺めてから立ち上がり、そっとキッチンを覗いたらイケメンは俺の気も知らずに意気揚々と料理を作っています。

「まだ始めたばかりですよ、そんなにお腹が空いてるのでしたら…」

言い終わる前に一度部屋に戻った。

…なぜだ
だって一緒に買い物に行って、貴方とほとんど一緒に選んだようなものでしょう?
テスターだって何種類試したと思ってるんでしょうかね、それで俺もわりと気に入ったの見つけたからいいんだけど、なーんで何も言ってくれないんでしょうかね…
それもまさか、ラストノートがバーボン・バニラだったなんて…

ムーッとしたまま夜ごはんを食べ、それをまた観察されて皿洗いだけは自分でやることにした。
キッチンから出たら安室さんはリビングで俺の端末を弄っていました。
多分また勝手に俺の端末で仕事をしているかハッキングしているかのどちらかです。

…もう一ヶ月も経つし哀ちゃんだって香水変えたの気付いてるくらいなんだし、何か言ってくれてもいいんじゃないですか?

そっと近付いて、足元に座ってみました。

「……」

『……』

チラッと見たらまだ端末を弄っています。
全然構ってくれません。
暫く待ってみても何もされないので、部屋から枕を持ってきて投げてやりました。
そしたらあろうことかヒョイと避けられたので、確実に俺がやっていることも理解している模様です。

わ、わかられているだと…
ならなんで遊んでくれないんだ、この野郎…

イライラメーターがレッドゾーンに振り切れそうです。
隣に座ってみましたが何の効果もありません。
体を寄せてみましたが全く相手にしてもらえません。

『……』

もうムカついた。
安室さんが持っていた端末をひったくってテーブルの向こう側に置いた。
それから膝の上に乗って胸板に潜り込む。

「蛍さん…貴方には口がないんですか?」

『いつまで経っても遊んでくれないからでしょう!?』

「さっきは結構ですと断りましたよね?」

服を引っ張ったら頭を撫でられた。

『…今日、オフだったんですけど』

「ええ、知っていますよ、不服そうな顔でいらしたじゃないですか」

『折角楽しんでいたというのに…』

「猫カフェですね」

『…そんなこと一言も言ってませんけど』

「貴方の服に色んな種類の猫の毛が付着していましたよ
移動手段はおそらくタクシー、僕が貴方に電話をしてから警察庁に到着するまでの時間を考慮すると池袋周辺にでもいらっしゃったんでしょう
あれだけの猫の毛が一度に付着する場所で貴方が物珍しくて喜びそうなところといったら、フランスでは見かけない猫カフェでしょうから」

『そこまでわかってるなら…』

「貴方の考えていることもわかると、そう言いたいんでしょうけど…」

安室さんの首筋を噛んだら頭を軽く叩かれた。

「一つ言っておきますね」

『なんですか』

「先日一緒に買いに行った香水のお話ですが、あれは普段使いにしていただけませんかね…」

ん?
急に核心に迫ったぞ?

「今日はオフだったので目を瞑りますが…貴方があの香水をつけて警察庁にいらっしゃると部下が何かと騒ぎ立てるので」

『はい?』

手首を掴まれ、ソファーに押し倒されて安室さんを見上げる。
ひええ、下から見るイケメンも素晴らしいです。
やっぱり今日スーツ姿を拝み倒しておくべきでした。
一時の感情に任せて目先の保養を見逃すのはとても惜しいことだと理解しました。

「結構気に入っていますよ、今の貴方の匂い」

…こ、これは…不意打ち…
に、逃げたいくらいに心臓が過活動状態です…
ほ、ほら、至近距離すぎる、確かに遊びたいって言ったけどこれは遊びの域じゃなくて…

首筋に唇が触れて思わず息が漏れた。

『っ…』

「前のは蛍さんには大人過ぎましたからね
いかにもフランス人がつけていそうな香水でしたけど、貴方にはユニセックスのこのくらい軽いものの方が丁度いいです」

『あ、あの…安室さんはご存知なんです…?』

「何をです?」

『この香水の、ラストノート…』

「この香り、サンダルウッドでしたよね?
ですがこの甘さは…」

顔を離した安室さんは俺の額に口付けてきた。

「バニラ系かとは思いますが…何でしたっけ?」

待てよ。
この人すごい楽しそうに笑ってるんだけど。
安室さんが楽しそうにしてるっていうことは、大体わかってるわけで。

…俺に言わせたいのね

『調べたらどうです?』

「蛍さんが出題された問題なんですから、出題者が答え合わせをしてください」

『わかってるくせに…』

安室さんをどかして体を起こす。

『一ヶ月もつけてたのに何も言ってくださらないんで、また気に入られずに文句を言われるんじゃないかと思ってました…!』

言葉だけを押し付けて部屋に戻ろうとしたら後ろから抱き込まれました。
このあったかくなる感じ、堪らないです。
もうこれでなんでも許せちゃうくらいの包容力です。

「すみません、あまりに素敵でしたので貴方が使い始めて一週間は我慢していました
でないとすぐにこうしてしまいたくなるので」

イケメン素晴らしいです…
なんかもう心臓止まってもいいや

「今夜はたくさん遊びましょうか」

『…はい』

イケメンとのちょっと大人の夜がやってきそうです。
やっぱり大人への階段を着実に登っているようですね。
これは、いい雰囲気かもしれません。

「あ…」

『……』

「失礼します」

離れなかったものの、電話に出た安室さんは雰囲気を変えたのでこれはもしかしてお仕事でしょうか。
口調も降谷さんです。

「蛍さん、すみません、仕事が…」

『仕事入れたら警察庁に直談判しに行く予定でした
さあ、行きましょう』

「さ、流石に直談判は…」

『この前から決めていましたからね!
安室さんが泊まると言った日に仕事を入れてくる警察庁には喧嘩を吹っかけると!』

「蛍さん…」

『ほら、行きますよ!』

「埋め合わせは今度しますから…」

不意打ちの大人キスです。

「口、開けてください」

どうして素直に従ってしまうんでしょうか。
少し唇を浮かせてしまい、目に見えている結末を実体験する羽目になりました。

う…ディープってどうも慣れないんだけど、余裕でやってのけるなんてやっぱり年上ってすごいよね…

ゆっくりと唇を離されて、もう一度だけ優しく抱きしめられた。

「行ってきます」

年上イケメンには敵いません。
玄関に向かって行くイケメンの後ろ姿を眺めながら、ストンとその場に座り込んでしまいました。
付き合って2度目の腰抜かしです。
あれは俺を黙らせるための安室さんの必殺技か何かなんですか。

『…いつになったら俺に行ってらっしゃいを言わせてくださるんですか、馬鹿』

とりあえず一個確認したいことは確認できました。
以前の哀ちゃんの変な薬の時もそうでしたが、どうにもバーボンには縁があるようです。
世の中なかなか不思議なものです。





.

[ 4/40 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -