猫と尋問と心臓病

無事に安室さんからも修繕費を回収し、仕事に没頭する日々でした。
今日は雨です。
あんまり外に出掛けたくないのです。

『…うん、仕事しよう』

とにかく仕事。
それがモットーです。
ガーッと書類を片付け定期報告をし、一連の仕事をしてバッタリ床に倒れていたら電話が掛かってきました。

『もしもし…』

[あ、クロードさんですか?
高木です、えっと警視庁…]

『捜査一課の高木さんですね、どうされたんです?』

[実は今捜査中の事件のことでちょっと協力してもらえないかと思いまして…
目暮警部もお手上げ状態なので申し訳ないのですが雪白さんにお願いすることにしようかと…]

『…また事件ですか』

俺のお仕事タイムはもう終了だぞ。
こんなのオーバーワークだぞ。
とりあえず勝手に送られてきたメールには情報提供してほしい人物や関係性、会社についても色々書かれていた。

くそー…
よりによって仕事片付けた後にこんな依頼かよ…
こんなのやってたら日が暮れるよ
でも日仏友好関係に支障をきたしたらいけませんね、やるよ、やってやりますよ
やるけど…

『すみません、今日の体力的に報酬は2割増しにしていただけますかねえ?
ちょっと此方も本部の仕事が立て込んでいたもので』

[あ…はい、わかりました]

『終わり次第メールで送信します
すぐ終わらせますので、では』

電話を切ってパソコンを前に一度溜め息を吐き出した。
それから気合を入れ直して仕事に取り掛かる。
その前に玄関の鍵を開けておいた。

『もしもし、安室さん、雪白です
急遽仕事が入ってしまいました
ちょっと集中したいので勝手に上がってくださって構いません、鍵は開けておいたので』

それだけ伝えて電話を切ってお仕事モード。
容疑者と被害者の関係も進めれば進めていく程複雑になってきて、もうイライラしてきた。

ダメだ、こんなんでイライラしてたらダメだ…

そう言い聞かせて少しずつ高木さんに情報を送っていく。
そうしないと膨大な量の情報になってしまうと考えたからだ。
丹念に調べ上げて全部送信し終わったのが19時半。

流石に疲れた…
なんかもう寝たいっていうかなんか足りない…
何かが足りてない…

パタリと床に倒れて暫く天井を見上げていた。
それから匍匐前進でリビングに辿り着いて、抱き上げられた。

ん…?

「お疲れ様です」

そこにはイケメンがいました。
ソファーに座ったイケメンの膝の上に、向かい合わせで乗せられました。

そうだよ、これだよこれ!
俺が求めていたもの!
それは癒し!

『あ、あ、安室さん…!』

「随分と大掛かりなお仕事なんです?
呼びかけても返事がありませんでしたし余程集中されてるのかと…」

うわあああ、イケメン…!
癒しだよ…!
癒し!

もう疲れたのでなんでもいいです。
どうにでもなってください。
俺は癒しを求めます。
胸板に潜り込み、首筋もちょっと舐めて今日は贅沢にも背筋まで堪能しました。
完全に甘えモードです。

「……」

うわああ、もう完全に癒しです!
イケメンだよー、イケメンが目の前にいるよ、ていうかごめんなさい、物凄くお友達以上の距離で抱き着いてます
イケメンの匂いがします…

ふと何か匂いがして顔を上げる。

な、なんかいい匂いする…
なんだろう、この匂いはキッチンからするぞ

パッとイケメンから離れてキッチンまで走って行って覗いてみる。
するとなんだか美味しそうなお魚が見えました。
でも作り途中のようです。
なので素直にダイニングの椅子に座って待つことにしました。

「…蛍さんて本当に猫と同じ生態なんですね」

『はい…?』

「貴方の所に来ると、どうも猫を飼っているような気分にさせられるのですが…」

はあ、と溜め息をついた安室さんはキッチンに入っていった。
何だ。
なんか呆れられたぞ。

『…どういう事ですか?』

「貴方があまりに猫のようだと言ってるんです」

『あの、俺、人間なんですけど』

「知ってますよ」

『では…』

「どんな育て方されたんですか…」

椅子から降りてキッチンに入り、作業をしている安室さんの足元に座り込んで寄っ掛かる。

「邪魔です」

『はい』

「今日はパスタなんですが、生麺なので貴方の仕事が終わるまで待っていました」

『…パスタ?
お魚はどうするんですか?』

「あれは具です
そんなに生魚単体が食べたいのでしたらまた買ってきて差し上げますけど?」

『いえ、そういうつもりでは…』

支えがなくなって視界が横になった。

「蛍さん、邪魔です」

『疲れました』

「オーバーワークですか?」

『はい』

匍匐前進でキッチンから出る。
それをまた抱き上げられてダイニングの椅子に降ろされた。

ダメだ、完全に猫扱いされている…!
イケメンに人間として見られていない…!

『あ、安室さ…ん…』

キッチンに戻りかけた安室さんの服をつかみかけて、椅子から乗り出した。

あ、ヤバい、落ちる…

「何してるんですか…」

イケメンの反射神経に救われました。
落下未遂です。

「今日は一体どうされたんです?
いつもと様子がおかしいというか、いつにも増して猫らしいですね…
そんなにお疲れなんです?
貴方って猫がそのまま擬人化したような人間なんですか?」

『地味に馬鹿にしてますよね?』

「いや…流石に今日は猫としか表現のしようがありませんよ…」

頭を撫でられた。
あ、少しだけ許せます。
ですが人間扱いされていないということですね。
わかりました。

「それほど今日はお疲れだということなんでしょうかね…」

ふんと盛大に拗ねてやりました。
ふわあ、と欠伸を落としてテーブルに上体を倒して暫く寝かけていた。

「お待たせしました」

目の前にお皿を置かれてパッと目が覚めた。
のっそり体を起こしたら目の前にイケメンの顔があったので、びっくりして思わず仰け反った。

「寝不足ですか?」

『…疲れただけです』

「では今日は早く寝てくださいね」

魚の正体はアンチョビでした。
アンチョビパスタをもそもそいただいていたら、やっぱり安室さんはまた俺を眺めていました。

「蛍さん」

ちゅるん、と麺を啜ってから首を傾げた。
なんでしょうか。
俺が食べてる時に話しかけられるのは珍しいことです。

「そろそろ、お聞かせ願えませんか?」

一体何の話だ。
何か隠し事でもしてただろうか。
いや、秘密とか隠し事はしていない筈だ。

『…な、何をです?』

「以前の音声データの答え合わせです
蛍さん、今度ちゃんと自分の口からお伝えしますと仰ったので待っていましたが一向にお話してくださらないのでそろそろ答を聞いてもいい頃かと思うのですが…」

音声データ。
嫌な予感がしてきた。
思わず手からフォークが落ちてカラン、と音を立てた。

もしかして、あの、安室さんがこっそり録音していて解析してしまったという世紀の大告白の話だろうか…
いや、この話はもうやめようよ…
ちょっと忘れかけてたことだったのに…!
ていうかこの前蘭さんとの愚痴大会でスッキリしてたとこだったのに、なんで掘り返してくれちゃってるんですかー!?

『いや、あの、大したことではないので、あの話はもういいかと…』

「モヤモヤしたままなんですよね
きちんと申し上げていただかないと気が済みません」

『……』

なんだろう、この威圧感は。
それに音声データ解析してて曖昧でも大体の内容はわかってるんじゃなかったんですかね。

『…と、とりあえずご飯食べていいですか?』

「どうぞ」

フォークを取ったら鋭い視線を感じて固まった。

「その代わり、食べ終わったら話していただきますよ」

『じゃ、じゃあ味わって食べないといけませんね…』

一本一本ちまちま食べよう。
時間を稼ぐんだ。

「食べるならちゃんと食べてください、巫山戯てます?」

なんでそんなに知りたいんですかー!
なんで!?
ていうかもうその話やめよ!?
俺、逃げたい…

「どうしてそんなに嫌がるんです?」

『べ、別に嫌がってるわけでは…』

「でしたらどうしてパスタをわざわざ一本ずつ食べて時間稼ぎなんてなさるんです?
それとも何か僕に聞かせたくないような事でも言ったということですか?
また、散々馬鹿とでも罵ってくださったんですか?」

違いますー!
違います、誤解です!
罵ってないし安室さん側にダメージがあるんじゃなくて、完全に俺がダメージ喰らうだけです!

『その…俺の心臓が持たないというか…
とても心臓に悪いことなので…』

「今度からAEDをこの家に置いておきましょうか?」

『け、結構です…』

このパスタ美味しい。
美味しいけど、これを食べてしまうと俺の心臓が抉られる事態が起こります。

「……」

『……』

沈黙のまま、最後の一口を食べてしまいました。
最早取り調べタイムです。
また容疑者役のようです。

「そろそろ答を教えていただけませんか?」

『あの、心の準備というものが…』

「ご飯を食べる時間という猶予は与えたつもりでしたが」

ああぁぁ…そういう事でしたか…
あれが猶予だったんですね…

「白状したらどうなんです?」

これはもう、取り調べですね。
ねえ、言うしかないのかな。
言うしかこれ逃げ道ないよね。
あの世紀の大告白をもう一度やれと、再現しろと言うんですね。

『…あ、その…』

「聞いてますよ、続けてください」

『一つ質問です』

「何でしょう?」

『安室さん、解析しましたよね?
曖昧でも大体わかってるのではないでしょうか…?』

「ですから言いましたよね、答え合わせですと
僕が理解している貴方の日本語がちゃんと、貴方が思っていた通りだったのかを確認したいと言っているんです」

『り、理解しているなら確認する必要なくないですか!?』

「ちゃんと口からお伝えしますと仰いましたよね?
貴方がご自分で仰ったことですよ?
それに僕は充分待ちました
もうそろそろ時効だと思いませんか?
貴方、僕にきちんと言うべきことがあるんじゃないんですか?
いつまでもダラダラと続けるつもりは僕もありませんから」

『……』

ねえ、これ、絶対わかられてるよね?
バレてますよね?
先日の大告白、ちゃんと伝わってますってことですよね?

「いつまでもこんな尋問のような事をしたくないと言っているんです」

あ、そっちですか。
しかし状況は変わらない。

『…質問、してもいいですか?』

「どうぞ」

『以前、安室さんは俺が大事とか何とか仰いましたが、それは一体どういうことですか?』

「…ハイ?」

『あの、あまり大事とかそういう概念がわからないものですから…
その…多分安室さんの返答次第ではこの尋問がすぐに終わるかもしれませんし長引くかもしれません…』

これは意外だったか。
安室さんはちょっと考え込んでしまった。
お、形成逆転かもしれない。
俺は窮地を脱したのかもしれない。

「大事という日本語はご存知ですよね?」

『ええ、まあ…』

「…口頭で説明するのもなかなか難しい話なのですが、僕にとって蛍さんは大切な人です
こういう仕事をしていて、貴方は誰かを失ったりしたことはありますか?
もしくは失いたくないと思ったことはありますか?」

『ありませんね、全く』

「即答ですか…」

『言ったはずです、俺にはそういう概念が存在しません
…個人主義というか、そういうのって俺がとても利己的というか自己主義ということなのでしょうか?
以前お話したような下らない身の上話のこともあってか、他人に対してあまり…興味を持ったことがありません
ですが日本に来てからなんとなく、気の持ちようが変わった気がします
此処は本当にいい国ですね、色々と考えさせられます』

うん、じゃなきゃイケメン最高!なんて生活にはならなかったはず…
フランスでも結構ドライな人だと言われていたし、そういう面で俺は冷たい人だったのかなあ?
じゃなきゃコナン君に平気で銃向けたりしないよなあ?

『とにかく俺は冷たい人間ですね、それを実感しました』

自己完結。
スッキリしました。

「そうですか…僕の言ってる事もあまり理解していただけていなかったようですね
ですが、あの時なぜあんな事が言えたんですか?」

『え…?』

安室さんの手には携帯。

『あ、や、やめてください!』

録音データの再生ボタンを押されそうになったので慌てて身を乗り出し、向かい側の安室さんに飛びかかる。
携帯さえ取ってしまえばこっちのものだ。
その一歩手前で、携帯を取り損ねた。
再生ボタンに指が触れてしまう。

『Ahhh, non! Arrête ça! Conard!』
(ああああ、ダメ!やめて!バカ!)

安室さんはピタリと動きを止めた。
その代わりにスマホの画面を変え、写真フォルダから何かを開いた。

『……え、嘘…』

「貴方、僕も一応ハッキングが得意分野であること、忘れてませんか?」

画面に表示されていたのは、先日蘭さんと大盛り上がりした愚痴大会の時の俺が書いた愚痴。
世紀の大告白大失敗談である。

「蘭さんとご夕食をされた後、かなり清々しい表情をされていたので少し気になりました
僕にあんなメールを送りつけておいてスッキリしていたのですから何かあったと思ってタブレット端末の筆談履歴を抜き取らせていただきました

こんなにも鬱憤が溜まっていたなんて思いもしませんでしたよ
それで、僕に言うべき事はきちんと言えそうですか?」

な、なんてことだ…
まさかタブレット端末のハッキング対策をぬかっていた所に漬け込まれたというのか…

『す…』

あー、もうしょうがない
全部見られたんだ、素直に言うしかない…!

『すみませんでした!』

「…え?」

『本当にすみませんでした
愚痴大会だったとはいえあんなにボロクソ書くことなかったと思います
長ったらしいメールもご迷惑だったんでしょうし、えっと、その、安室さんに対する配慮が欠けていたと思います
反省してます、なので今日はきちんとお詫びして何かご奉仕させていただきたく思います
お仕事の依頼でも情報提供でも何でもします!』

「いや、あの…僕に言うべき事っていうのは…」

『言葉の暴力というものですね、きっと
フランスでも口が悪いと散々言われておりました
それがきっと裏目に出てしまって…』

「蛍さん」

肩を叩かれた。

『…はい』

「とりあえず一度落ち着いてください
僕が聞きたいのはそういうことではありません、仕事の話でもありません」

『え?』

「とにかく一度仕事から離れてください」

どういう事だ。
少し呆れ顔の安室さんは、ちゃっかりパスタのお皿を俺がダイブしたテーブルから退けていた。
そのまま流れでテーブルの上で正座をしてイケメンと向かい合っていました。

「蛍さん」

『はい』

「この解析した音声データですが、聞きます?」

『聞きません』

「残念ですね、折角時間を掛けて解析をしたというのに」

『だって聞きたくないですもん』

そっとイケメンの手が伸びてきました。
前頭葉の辺りを撫でられました。

あ、これこれ、ふわー…ってなるんだよね
イケメン素敵…
超リラックスです…

「蛍さん…
僕が貴方の事を大事だと言ったのは本当の事です
僕は貴方を失いたくないと思いますし、傷付けたくないとも思います」

『あの、最近思うのですが安室さんは少し過保護じゃないですか?』

「過保護…ですか…」

『はい
俺はちゃんと成人です、仕事もしてますし、自立してます
ですが…何というか、俺の言動を少し監視しすぎですよ、いくら公安の方だからといってフランス人を目の敵にしないで頂きたいのですが…』

「フランスは親日派ですから特に目の敵にはしていませんが…」

『そんなに、お仕事相手として頼りないですか…?
そんなに監視されるほど、頼りないですか…?
俺は、安室さんのお力になりたいんです…!
安室さんは、他の方とは違うんです…!』

「あの、話がまたズレています
とりあえず仕事から離れましょう、話はそれからです」

『……』

あれ、どこで話が間違ったんだ?

少し考えていたら安室さんはスマホをテーブルに置いた。

「話を戻しますね」

『はい』

「一番最初まで戻します」

『…はい』

「お答えいただけますか?
以前貴方がしたという世紀の大告白ということと関係ありますよね?
先日貴方がちゃんと口でお伝えしたいと仰っていたことは、何ですか?」

『……』

ストレートすぎる。
まっすぐ過ぎて直視出来なかったくらいだ。
眩しすぎる。
イケメン、眩しいです。

『…きです』

「すみません、聞こえませんでした」

うおおお、心臓がすごい働いてます…!
と、止まりません!
これはちょっと本当に過活動かもしれません!

そっとイケメンの手を掴んで、そっと自分の唇に押し当てた。

"すきです"

唇を指で読ませた。

『ちゃ、ちゃんと口でお伝えしましたからね!
仕事してきます!』

テーブルの上から降りてソファーも飛び越えて部屋のドアを閉めて引きこもった。

イケメン怖い、こんな事平気で聞いてくるんだ…
怖い…
ううう、心臓がすごい頑張ってます、どうしよう…
これはまた病院行きになってしまうんだろうか…

ベッドに倒れ込んで布団に包まる。

ねえ、病院行きかな…
どうしよう、救急車呼ぶのってどうすればいいんだ?
日本て何番押せば救急車呼べるの?

パサッと布団が外れて顔を上げた。

「これが、お仕事なんです?」

『あ、あ、安室さん…!
救急車!救急車呼んでください!』

「心臓の過活動ですか?」

コクコク頷いたら呆れられた。
失礼だな。
緊急事態だぞ、俺の心臓に病気があったらどうするんだよ。
はあっと溜め息を吐き出してしゃがみ込んでしまった安室さんは、背中を摩ってくださいました。
なんというイケメンでしょう。

『きゅ、救急車…』

「その必要はありません」

『え、俺死ぬ…』

「死にません!」

ベッドに座った安室さんに首根っこを掴まれました。

酷い
また人の弱みを軽々とそうやって…

「僕のリラックスタイムがまだ残ってますよ、仕事してくださいね
僕をリラックスさせるのが貴方の仕事ですよ」

心臓がものすごい勢いで働いてるのにまだお仕事ですか。
イケメンに抱き込まれてしまって失神寸前です。

「一つ言っておきますが、さっきの答で僕は満足してませんからね
ちゃんと貴方の声で聞かせてください」

これは…第三回大告白大会が開催されてしまうということですかね…
どんな嫌がらせですか…
貴方もう俺が言いたいことわかってるんでしょ?
だったら良くない?
ねえ、もういいよね?
俺が言いたいだけだったんだからもういいよね?

「僕もきちんとした答を用意しておきますから」

頭をわしゃわしゃ撫でられた後、首筋にあったかいものを感じました。
確信しました。
俺は安室さんとお友達以上です。
後ろからされるのは、なんというか顔が見えないので一々ドキドキしてダメですね。
俺、今どんな顔してんだろう。
それもわかんないや。

『…Si c'était juste un rêve, je rirais demain...』
(もしこれがただの夢だったら、明日笑っちゃうんだろうなー…)

ぽけーっとして小さく呟いた。
あ、心臓が落ち着いてます。

『心臓、治ってきました』

「それは良かったです」

うーん、やっぱりいい座椅子のような感じです。
癒されます。
イケメンは偉大でした。
もう恥ずかしかったのもどうでもよくなってきました。
とりあえず安眠ですね。
寝ましょう。

「…蛍さん、貴方が先にリラックスしないでくださいよ
どれだけ自由奔放な猫なんですか…」






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