世界観
世界観
十九世紀末の日本国に酷似した、ニホンという国の中の架空都市『エド』。
そこは、文明はさほど発達はしていないものの、人々の活気であふれかえる豊かな都市でした。
異国との接触もほとんどなく、ニホン国の人々は、閉鎖された中で、日々をゆっくりと助け合いながら生きていました。
しかし、十九世紀の中期頃のことです。
情勢が変わり、閉じていた国が開かれました。
『開国』と呼ばれたそれにより、ニホンは異国との結びつきを深めます。
ニホンにも異国人が大勢やってきたのです。
異国人の渡来により、純粋だったニホンの文明の中に、西洋の文明がどっと流れだしました。
そんな中、とある存在が名を馳せはじめました。
「高いものだけがお宝じゃない」
『カイトウ』と呼ばれる彼らは、エドの町中を駆け回ります。
そして、良し悪しに限らず、工ドに住む『ダイミョウ』に盗みを働いては、その財を闇市に売ってしまったり、捨ててしまったり。
「そろそろ出番かな?」
『カイトウ』の出現により、慌ただしくなるエドの町に頭を抱えた政府。
ついに異国人を政府の中に招き入れ、『ケイサツ』という『カイトウ』を追うための特別組織を立ち上げました。
「おれたちの、エドだ!」
しかし、それに困ったのが、先祖代々エドにいたサムライやニンジャたち。彼らは、工ドを守るのはおれたちの役目だ、とも言わんばかりに、『カイトウ』でも『ケイサツ』でもない、
『ギゾク』を作り、民のためだけに動きはじめたのです。
理由はどうであれ、
『カイトウ』も
『ギゾク』も黙ってはおけない
『ケイサツ』の人々は、その二つの組織を追い始めました。
『カイトウ』『ケイサツ』『ギゾク』この三つの組織は対立しており、虎視眈々と相手を退ける時を待っています。
しかし、なかなか決着がつかないようで、思い立った組織の人々は、団員を募集しはじめました。
さて、あなたはどの組織へ?
あなたの力が、三つの組織を変える……かも?
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