「いやー、器用だ器用だとは思ってたけどまさか晋助がこんな歌上手いとは思わなかったわー」



「本当大したものだな、90点台後半なんて初めて見たぞ」



「いやまさか"ポケ●ンゲットだぜ!"をあそこまで切なく歌いこなせるとは…」



「ああ…、完全に自分のものにしていたな」



「フン……、ホラ見ろ銀時。これが俺とお前との圧倒的な差だ」



「………………。」



「銀時、そんな落ち込まなくても…」



「そうだぞ銀時!お前の明日があるさは82点という微妙な点数だったとはいえ心に響く熱い何かがあったぞ!」



「ちょ、小太郎もうやめてあげて!銀時ちょっと泣いてる!ああほら、拗ねて端っこ行っちゃった。ああなると元に戻すの面倒臭いんだから」



「とどめさしちゅうか名前。おんしらもまだまだ餓鬼じゃのう…」


「ドリンクバーでコーラとメロンソーダ混ぜて興奮してるようなやつに言われたかねェよ」



「ドリンクバーときたらとりあえずコレっちゅうんがわしのポリシーじゃ!」



「どんなポリシーだよ。」



「お、銀時復活した」



「それよりよお、カラオケと言えばアレだろうよ。……なあ、辰馬?」



「……、そうゆうと思ってバッチシ用意してきたきに!」



「お、ナイス。やっぱカラオケと言えばこれだよな……王様ゲェエェエム!」



「意味がわからない」



「はい、せーの!王様だーれだっ?」



「ちょ、はやっ」



「チッ、ハズレかよ」



「おい貴様ら!今日はあくまで坂本の誕生を祝う会なわけで、俺らが楽しむ側ではな……あ、俺が王様?じゃあ…、2番が3番の膝の上に座るみたいな。キャッ、言っちゃった!…そういうわけであってだな…」



「確実に小太郎が一番楽しんでるよね。」



「おお!わしが3番ぜお!名前、早く来るろー」



「いやあたし1番だし…」



「俺………2番…」



「「「「…………………………。」」」」


「辰馬、楽しい?」



「重い」



2010年 辰誕

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