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「こら待てフォーエバー!!止まれえええぇぇぇ!!!」

「ウッキャアアー!」

「まーたやってるぜ」

「フォーエバーも懲りないですね」

「…やれやれだぜ」

ハロー、この前大勝利を飾った咲子です
シンガポールまでの船旅も順調であと少しで到着する予定なんだけど、このエテ公…フォーエバーがかなりの悪戯っ子で手に負えん!前はあんなに私のこと怖がってたのに一日じっくり話し合って(この子頭いいから辞書で会話できるのよね)ちょっと甘やかしたらすぐこれだよッ!
私は悪戯するのは大好きだけど、されるのは大嫌いなんだ!だから、

「今すぐ私のブラをかえせええええええ!!!」

「あいつ咲子のブラ盗ったのかよ!おいフォーエバー、こっちによこ…いや冗談だからな承太郎、だからスタープラチナをしまってくれ頼む」



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「陸地だー!」

ああ、やはり人間は大地で生きる生物なんだね…陸地に立ってとても安心するよ
シンガポールの大地に降り立った私は、船で私たちを見送るフォーエバーに敬礼のポーズを取った

「フォーエバー、御苦労さま!ちゃんとSPW財団の人達の言うこと聞きなさいよ!」

「ウキャー!」

同じく敬礼で返すフォーエバー。彼はSPW財団に引き取られることになった。もう悪さはしないって約束したから、きっと大丈夫だ
旅が終わったら会いに行くからね!

フォーエバーと別れの挨拶をして皆の元に行くと、もう話し終えたらしくおじいちゃんが私に話しかけてきた

「咲子」

「ん?なにおじいちゃん」

「すまんが彼女をつれてきてくれんか」

指さす方向にいたのはあの少女だった。何でも五日後に親父さんと落ち合うらしいがお金を持ってないらしいのでホテル代を出してあげるらしい

「はいはい了解よん!」

少女に近寄って声をかける

「お嬢ちゃん、危険な目に合わせてしまったお詫びにホテル代出してあげるわ。一緒に行かない?」

「いいの?」

「もちろん!」

彼女が一緒に行くことを了承し、皆とホテルへ向かった
おじいちゃんが取ってくれたホテルはそりゃあ立派で部屋に入った私はそのままベッドにダイブした。ちなみに部屋は1213号室だよ

「ふっかふかだぁ〜…」

ふかふかベッドとか何日ぶりだろう…あ、駄目だねむい。ちょっとくらいなら寝てもいいよね……

「……ぐう」

おやすみなさい…

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