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夜、私は今日あった出来事を振り返っていた

お兄ちゃんとアヴドゥルさんの悪霊大戦争もとい、スタンドバトル。私に目覚めたスタンド。おじいちゃんが語るジョースター家の宿命と、その宿敵DIO


「…これから、何が起こるのかな」

<怖いのですか?>

いつの間に出てきたのだろう。昼間のシスター、私のスタンドがそこに立っていた

「そうだね…最初はすごく嬉しかった。自分の周りに不思議なことが起きてさ。でもね、今は少し怖い。何か、何か量り知れない大きなことが起きそうな気がして…すごくそれが恐ろしいんだ」

もしそれでお兄ちゃんやお母さん、おじいちゃんが傷ついたら?
そんな考えが次々浮かんで止まらない

<咲子…>

「……ふう、今は何考えたって仕方ないよね。よし、今夜はあなたの名前を考えようそうしよう!」

<切り替えが早いですね…>

それから私たちは夜明けまで話し合った
どんな名前にするか、能力の詳しい効果と制限、話すことは山ほどあった

そして次の日、私は


「ね、寝過ごしたー!!!!」

まあそうだよね!朝の3時まで起きてたらそりゃあ寝坊するよね!だって私いつも11時には寝てるもん!

<だから早く寝なさいと言いましたのに>

「うわーんクリスタル・ワンドの言葉が耳に痛いー!!」

クリスタル・ワンド(水晶の杖)、それが昨日(というか今日?)決めた私のスタンドの名前
色々候補があったんだけど、やっぱり分かりやすいのがいいよねってこれに決定しました!さすがにスーパーウルトラハイパーシスターはなかった…深夜のテンションって怖いね

校門がもうすぐ見えてくるってところでチャイムが聞こえた。あ、完全に遅刻だ…

「……よし、サボろう」

<こらこらこら>

ワンドちゃんが何か言ってるけど聞こえなーい聞こえなーい!今日は一日保健室でサボってやるもんねー!

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