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おじいちゃんと一緒についてきた人はアヴドゥルさんというらしい。3年前に知り合った友人だそうな
真面目そうな人で、柔軟なおじいちゃんとは馬が合うんだろう
でもなんでその人を連れてきたんだろう?
おじいちゃんに聞いたら
「それは承太郎の前で一緒に話してやろう」
って言われた。むむむ、気になる
牢屋で相変わらず快適な生活をしていたお兄ちゃんは孫という言葉を聞きこちらに顔を向けた
「成程な、咲子の言っていた秘密兵器ってのはおじいちゃんのことか」
「YES!そういうことさ!」
ふふん、と胸を張る私からおじいちゃんに目をむけて睨むお兄ちゃん
うわあ…195センチの二人が向かい合うと超怖い…
「出ろ!わしと帰るぞ!」
「消えな」
またばっさり切って…
そう思っているといつの間にかお兄ちゃんの手にはおじいちゃんの義手の指が……ってはい?
「見えたか?気付いたか?これが悪霊だ」
やっべ見えなかった…!ちゃんと目をこらしておかないと
そんな私をよそにおじいちゃんはアヴドゥルさんを呼ぶ。あ、さっき言ってたこと話してくれるのかな?
そして私は、とうとうその悪霊について、自分の運命について知ることとなる
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