「?…なにこれ……小瓶?」


カランカラン


「何か入ってる……飴?」


ぱくり。



「……!?」



………――――









―――――…

放送室―



「ちょっ、やめろ!あかん!それ取ったらあかん!」

「分かりやすいわオカンwww」


放送室では、放送部員の4人がババ抜きをして遊んでいた。


「それにしてもハルちゃん遅いな…」



「また寝てるのかなー?」




放送室には、ハル以外の真里亞、辰巳、菜月、悠美が集まっている。


真里亞と辰巳は何故かこうゆうゲームは勝つのが早く、今現在は菜月と悠美でババ抜きをしている。



「ハルならさっきメールしたら今から行く言うてたで?」


「そうなん?ならもう来るやろ」



菜月は悠美が真里亞達に話をしている間に、ババではない方を取る。


「よっしゃー!上がりー!」


「え?…って、あーーーーー!!」


「前向いてないオカンが悪いでww」


「おっ前ぇぇ……」


「何や、やるんか?」


「「………」」


菜月と悠美が睨みあっていると、放送室の扉が開いた。


ガチャ――


「あ、ハルちゃん!もう!遅いよー?!」



「あぁうん。ごめんね?」(爽やか笑顔)






「「「「……………」」」」







「……うち、今何か幻覚が見えたわ」


「あ、俺も……」


「ぼ…僕もだ…」


「じゃ…じゃあ私も…」



「?皆どおしたの?元気ないよっ」





「………。って…オィィィィ!お前、ハルちゃうやろ!実は偽もんでしたー(笑)とかそうゆうあれやろ!」


「えぇ?なんでー?」


「ハルちゃんはそんなうざいしゃべり方せえへんもん!」


「うざい?…ひどぉい…」


「…そんな顔もしないな…爽やかな笑顔とかも、普通は見れないよ…」


「そうかなぁ…」


「まず、ハルちゃんならそんなに目が輝いてないおっ」


「…うーん…。それは多分…今までの私がおかしかったんだよ…」


「「「「'私'!?」」」」


様子が可笑しいハルは、4人の反応など無視し、辺りを見渡す。


「……ここ、何で男の子いないの?」


「え、だってここ腐女子学園やし…」


「腐女子学園?腐女子学園だからって男子いないのぉ?ちょっと可笑しくないかなぁ?それ」




(……しゃべり方…うざい……)


壊れた!








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