―――あの日から時が経った今。


今日、この日に。



もし、また
あなたに出会えたら



それはまるで


運命なんじゃないかって―――…










「ほら、真里さん!こっちやでこっち」


今日は、腐女子学園に居た頃の友達みんなで久しぶりに会う日。



「うんー…!あ、ちょ、ちょっと待ってよ〜」


「ん?どしたん?………ってあ、」


そして今、私と話てるのはなっつー。

美人に拍車がかかってる。
あと、良い大学にも行ったらしい。やっぱインテリな感じの雰囲気も何となく漂っている。



「おーっす。真里亞と菜月、久しぶりやん。」


「…あれ、もう既に二人共来てたんだ………久しぶり。」


「うー…船だめだ、酔うわ。アーモウダメダシヌ」



「あ……オカンにハルちゃんに旦那……来てたの?」



この三人も、皆大人になった。


オカンは女らしさが少し出てた。髪も前ほど男っぽくはなくなってたし。


ハルちゃんはポニテになってた。そして髪が黒になってた。最初に一瞬見た時は誰だか全然分かんなかった。


旦那は、本当に旦那って感じになってた。多分あれは端から見たら男だ。



「来てたのって…今、着いたんだよ…?」


「あ、そうなんだ!なぁんだ!……って、旦那だいじょぶ?」


「ん、あぁ……だ…大丈夫………じゃない…」


「ええっ?」



「辰巳は変わってへんなぁ…」


「船が無理なら飛行機で来れば良かったじゃん……」


「ひ、飛行機も無理なんだよ…」





今日は、学園に集まった訳ではない。


学園が主催の同窓会の様なもので、学園側が決めた会場に集まることになったのだ。


そして今回は何故か孤島が会場になった。



「まぁまぁ…ほら、後ろも人つっかえてるし、メイン会場行こーや」


「…そうだね。会長にも会いたいし…」


「あれ?ハルちゃん、会長に様付けないの?」


「……いや、だってもう学園の生徒じゃないし……」


「まぁでも、つい会長様って言ってまうよな!」


「ハルは別にそんなことないけど…」



私達は、とりあえずオカンの言う通りメイン会場に向かった。



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