「おい、大丈夫か?」




それがあなたとの出会いだった。




その日は女の子の日で、あまりの痛さに廊下に座りこんでいた所を、あなたが見つけてくれた。



第一印象はチャラい。

眼鏡はしてるけど、話し方とかが、何となく。



だけど、嫌いではなかった。




その日から私は
よくあなたに会いに行くようになった。




保健室の扉を開けると、
いつもその笑顔があって、


何か嫌なことがあっても、

あなたに会うだけで幸せになれた。





――少しはあなたに近づけた?






そう思ったのは

私だけだったのかな。



「それ以上は何も言うな。」




あなたは、
私の気持ちを受け取れないって、


私の言葉を聞くことすら、

してくれなくて




私は、その日から


あなたには

会いに行けなくなった。







ある日、生徒会室に呼ばれた。



会長様から聞かされたのは、





私の、留学の話だった。





……なんで?




訳が分からなくて、
頭がぐちゃぐちゃになって、



気づいたら、
あの扉の前まで走ってた。





中には、前と変わらない姿で
椅子に座っているあなた。




「…ん?…あぁ、鳳か。久しぶり」



柔らかく微笑んで、
私に声をかけてくれた。




そして、



安心と絶望。



もう、あの日のことはなかったんだと、
言われてるようで。



無理矢理笑って、

学園を出ていくことを話した。




「そんなに俺と離れられるのが嬉しい?」




…………あぁ、


私は、何を期待したのだろう。











もう、いいや。







私はそのままあなたに最後の言葉を放ち、

学園を後にした。











あれから、幾年。


私はもう大人。



これまで、

あなた以外を愛そうとした。

だけど、出来なかった。





ねぇ、


私はまだ、

あなただけを

こんなにも。



アイシテル。






‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


はいー。

『あぁ。こんなにも。』

の真里亞目線からですー。


ああ、難しい…


私、一応女なんですけど、
女目線って難しいですね!
私、一応女なんですけど←



うん。
私の文章力では無理があるようでした!



そして続きがある‥
かも……。



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