そしてきたる4月1日。
三人がまたもや集まっている模様。今回はハル達の部屋ではなく、外にあるカフェのようだ。
「早起きもたまにはいいね…。ふわぁー…っと」
「だねぇ…このなんとも言えない清々しい空気がたまんないなぁ…」
「ほんとにねー…」
しみじみと空気を吸うハルと真里亞。朝には弱い二人だが、今回は人を騙すとゆう自分達にとって愉快な目的のために、大嫌いな早起きとやらをしたようだ。
一方の悠美はとゆうと、そんな二人を横目に朝のホットココアを片手に呟いている。
「お前らがいつも朝弱すぎるんやろ…うちは別にこんなん普通やで…」
普段から早起きな悠美は呆れた様子だ。
「そんなこと言えるのはオカンが早起きだからだお!朝弱いあたし達にとって早起きほど屈辱なことはない……………こともないけど」
「とりあえず朝日は嫌いなんだよね…。まさに夜型人間って感じかな。」
そう言い悠美に反論する二人の手にはコーヒー。目を覚まそうとブラックで飲んでいる。案外コーヒー飲めてしまう辺り、真里亞もハルも大人なのか子供なのか・・・。
「でさ、ここからが本題だよ。ハルちゃん、アレ出来た?」
「ん。ばっちりだよ。」
「オカンは?アレ、大量にゲット出来た?」
「おー。任せときって言ったやろ?ばっちりや!」
「さっすが二人とも!すごいねー!!」
ニカニカと笑う真里亞に、悠美が質問を返す。
「そうゆう真里亞はどうなん〜?あの人の手配はばっちりか?」
「へっへーん。あったり前でしょー?ばっちりだよ!」
お互いに目を合わせニヤリと笑いだす三人。これからこの悪餓鬼三人に騙される可哀想な人達はどれほどなのか。
半分楽しみでも、あったりする。
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