今日は腐女子学園に 新しく入学する1年生の入学式。 一年生達がガヤガヤとあり得ない広さの行動に集まっている。 そんな中、 明らかに一年生じゃない者達がいた。 「ねぇ悠美…ハル達が入学した時も去年もだけど、 相変わらずすごい数だよね…新入生」 面倒くさそうに話す少女、釘山ハル。 その問い掛けに答えるは 「まぁなー…ここは敷地も広いし、学校もでかいしな!」 関西から来た大阪弁ばりばりの男の子っぽい女子、斉紀悠美だ。 悠美はハルの問い掛けに答えようと話を続けようとするが、ハルがそれより先に口を開ける。 「当たり前って…言いたいの?」 ハルがため息を付きながら聞くと、悠美はニカッと笑う。 「ま、そゆことやな」 「ふーん……」 二人は無言になると、会長の話に耳を貸す。 会長は、すごい数の新入生を前にしても全く怯まず、もはや慣れているのではないかと思うほど。 そんな会長の姿を見て ハルは呟いた。 「会長様は、熱心だねー…」 一年生入学式 [*前] | [次#] [戻る] |