☆同級生

佐「は?雪野さんって2年じゃねぇの?」
椿「何言ってんのよアンタ。隣のクラスじゃないの」
佐「はぁ!?」
陽「おまえ…今まで気づかなかったのかよ…シロも教えてやれよ」
雪「……なんで敬語なのかなー…って…」
「「「………」」」
雪「不思議……だった…けど」
「「「………」」」
雪「……まあ…いっかなって…」
佐「シャキシャキ話せよめんどくせーな!」
陽「おいシロいじめんなってー」
椿「シロちゃんはコレが可愛いんじゃない。ねっ」なでなで
佐「ええ…なんであんたらそんな仲良いの…」
椿「敬語」
佐「良いんすか」
陽「オレら、寮生」
佐「ああ」
椿「古荘メンバーね。なぁんかさあ、長谷川に聞いたんだけど、古荘に重要人物集まってるのってわざとらしいんだよね」
陽「だと思ったわ。寮分配くじなんてウソだよな」
佐「古荘だけやけに遠いしうるさいッスもんね」
椿「うるさかったわね」
陽「でもうまいこと出来てんだよな。生徒会とか部長とか要は学校的に信頼できるヤツらと、夜中とか大森みたいに問題児を一緒にして相殺しちまおうって魂胆だろ?」
椿「校舎からも遠いし、他の寮と違って点検とか規約も一切ナシなんだから丸投げよね」
雪「でも古荘すき」
椿「シロ…!」
雪「おかげでネット…し放題…だから……」
「「「…………」」」

寮ってネットワーク通信に厳しすぎね?友達にワイヤレス無いって聞いたとき発狂した


☆だから誰だよ

瀬「たけっちゃーーーん!!」
剛「うわああああああ」
佐「よう瀬戸」
瀬「おっよう一真!何だ意外とちゃんと仕事やってんじゃん!」
佐「いやこれは化学の課題。5時までに出さないとヤバいんだ」
瀬「そっか!じゃあガンバんねーとな!」
佐「おう」
瀬「じゃあな!」
バタン

剛「…?」
は「…?」
佐「〜♪」

ガチャッ
瀬「たけっちゃーーん!」
剛「だからなんなんだよお前はあああ」




☆脱兎

は「まあしろちゃんはなかなか生徒会室に来ないから・・・」
白「……うん…」
椿「違うわよ、はるか」
は「へ?」
陽「白は学校自体あんま来てない」
は「えええええ」
白「だって人…いっぱいいるし」
椿「ギリギリ出席日数足りてるからいいけど、それでちゃんと単位取れてんの?」
白「ぼく成績いいもん…」
は「白ちゃん、そういう問題じゃないのよ」
椿「クラスに友達いるか?」
白(ダッ!)
は「あっ!」
陽「脱兎のごとく逃げてったな…」
椿「ていうか白兎アイツ走れたのか…」




☆主従関係

佐「もー我慢できねぇ」
は「えっ?」
佐「マジでハルトさん良い加減にしてくださいよ」
陽「何が」
佐「それっすよ。ほらいま。こっそり自分の仕事俺んとこいれましたよね」
陽「なんだよーー言いがかりはやめろよーー」
は「ばればれよハルくん」
佐「大体前からハルトさんは俺のことなんだと思ってんすか。庶務って副会長のパシリじゃないんすけど」
陽「おい佐崎オレのことは副長って呼べって前に言っただろ」
佐「知らねえよアンタの新選組熱なんか」
陽「ずきっ!今のは来たわ…お前もさァ、そんな硬くなんなよ。ピッチャーはこう、もっと柔軟に対応しねえとダメだろ?」
佐「俺ピッチャーとか一言も言ってねえし」
陽「でもキャッチャーだってどんと構えてないとダメだろ?」
佐「ピッチャーじゃないならキャッチャーって小学生じゃないんすから」
陽「じゃあー…足早そうだしセンターとか?」
佐「さあ」
陽「なんだよそれ!でも内野手ではねえだろ、絶対!」
佐「どうでしょうね」
は(さっきまでの険悪な雰囲気はどこへ…)
大(というかなんで佐崎は頑なにポジションを隠すんだ…)


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