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気付かない内にワタルに躾けられてしまっている


彼の手が、するりとお腹の辺りを撫でてきた。
大きな掌でおへそのあたりを撫でて、お腹の筋肉を解すように繰り返す。時折指でトントンって、何かを思い出させるように叩くから。我慢ならなくてイタズラする手をがしりと掴んだ。

「ワタルさん」
「____ん?」

恨みがましい顔で睨みつけたというのに、ワタルさんはどこ吹く風といった様子だ。ひとつふたつ文句を言ってやろうと思ったのに、彼はわたしの拘束を抜けてまたイタズラしようとする。今度はすこし強い力でお腹を押される、…ちがう、正確には。子宮を、ずっとお腹の上から撫でられている。

少し変わったわたしの反応を目敏く見つけて、ワタルさんが喉で愉しそうに笑った。

「その気になったか」
「なりません」
「それは残念」

ならもう少し続けるか、と悪魔みたいなことを言う。パジャマを捲って大きな手がぴたりと肌に宛がわれる、びくりと震えるわたしをそのまま自分の身体に凭れさせて…ワタルさんの手がゆっくりと子宮を撫でた。お腹の上から優しく揉み解されて、次第に膣までじんわりと暖かなっていくのがわかった。きゅうと足の指を丸めて堪えていると、「ミシャ」と逆らえない声が、して。

「ベッドに行こうか」

返事をするのは負けた気がして、代わりに振り返って彼の首に抱き着いた。ワタルさんはクスクス笑いながら抱き上げて、わたしをベッドまで運んでくれる。結局いつも彼の思う通りにさせられる自分が嫌になりそうだ。





ゆっくりと奥まで、ワタルさんの熱が入ってくるのが解る。
沢山時間をかけてほぐしてくれたから、苦しいけれど長大な彼をなんとか受け入れられる。反り立ったところが膣を掻いて、とんと一番奥まで届いた。だけどそこまででは止まらなくて、ワタルさんがわたしの腰を掴んでもっと奥へと進む。

呼吸さえ奪われそうな、内臓を内側から押し上げられる違和感。すこし加減を間違えれば、その奥…子宮のナカまで暴かれてしまいそうな恐怖と、内側を満たす熱が与えてくれる快感に眩暈がする。怖いのに、きもちいい。もっとして欲しいと、はしたなく強請ってしまいそう、で

「ミシャ」
「ン、  はぁ…」

ワタルさんが名前を呼んでくれるから、望まれるように腕を伸ばす。彼の首に手を回してキスをする。わたしのナカが馴染むまで、ワタルさんはいつも慰めるようにキスをしてくれる。そうするとすこしずつ苦しいのがなくなって、ワタルさんがぐいぐいって奥を擦るように愛してくれる。

それをされると気持ち良くて、目の前がパチパチする。気持ち良いのが我慢できなくて震えるわたしの身体を大きな掌が撫でた。それが何を求めているのが解って、気付けば彼の名前を呼んでいた。

「ァ 、わた、るさん」
「ああ」
「も、もうイ きたい 良いから、ナカ、 は」
「駄目だ、ナカでイけ」
「ン ぁっつ」

ぐいと掌全体で子宮をマッサージされる。子宮のお口と彼の熱が触れ合っている場所を、意識しろというようにぐりと指で圧される。それがなんでかすごく気持ち良くて、される度に魚みたいに足が跳ねてしまう。

どうしてか、彼はナカで…子宮でイクことに拘る。わたしはイきたくない、子宮の、奥でイクとすごく気持ちいけれど、同時に中々抜け出せなくなるのだ。ずっと気持ち良くて、頭が可笑しくなりそうになる。

前だって、それで泣いてしまったのに、ワタルさんは「大丈夫だ」「気持ち良くなるだけだから」と聞いてくれない。気持ちいいも、頭で理解できる度合いを過ぎるとそれはもう拷問のようだった。

「や ン ま、た それ っ」

決して大きなピストンはしないで、ずっと子宮の奥を小さく揺すられる。そうすると、お腹の奥が重くなってきてどうしていいかわからなくなる。逃げようとすれば腰を掴まれて戻されて、再び一番深い所まで熱を呑み込まされる。そうして子宮のお口がとろんと溶けたころ、お口に埋まった亀頭で円を描くみたいに擦られると震えが止まらなくなる。

すこしずつ、確かに溜まっていく重さのようなものが解放されるのは突然で。あ、イっちゃうな、って思った次の瞬間には、全身がびくりと震える。ナカで、イくと。快感の波が何度も押し寄せて止まらない、イったのは一回のはずなのに、その一回で何十回もイかされるような。

子宮ごと膣がうねって、わたしのナカを暴くワタルさんの熱を何度もぎゅうと締め付ける。子宮のお口がちゅうって強請るように彼の先に吸い付いているのが解る。呼吸が上手くできない、きもちいい。ずっときもちいだけ、なの

「は、  ぁ  あっ ぅ  ! 」
「良い子だ」

そんなわたしを、グレイの目がじっと見ている。頬にキスをしながら、イったばかりの子宮をとんとんって。子宮からこぼれた粘り気のある愛液が、その度に彼の先に糸を引いているのがわかる。子宮が恋しがっている、それが解っている様にワタルさんはまた奥まで押し込んで先っぽで子宮をイジメてくれた。

そんなことをするから、わたしは中々気持ちいいところから抜け出せない。ワタルさんがお腹の上から子宮を撫でながら、「ミシャ、」と名前を呼んでくれる。

「どっちが良いか教えてくれ。ここの中で欲しいか、」

ぐいと指で子宮を刺激する。

「___ここに欲しいか、」

すうと降りてきた指が、今度は子宮のお口を摘まんだ。そのままぐりと先っぽで擦られて、またお腹の奥に重いもの…きもちいのが、溜り始める。

「ぁ な、 ナカは、 いや」
「わかった、ならこっちだな」

ワタルさんの指がそのまま下りて、するりとクリトリスをなぞる。くるくるまわりを焦らすように撫でてから、優しい力で押しつぶされると膣が震えて、ワタルさんの熱をぎゅうと締め付けてしまう。

どっちを選んでも、わたしにとっては地獄だ。
ナカと言えば、子宮のお口が弛緩して彼を呑み込むまで何時間もかけて子宮でイかされる。外だと言えば、ワタルさんもイけるように…膣が動くクリトリスの愛撫に切り替えられる。

その間も子宮のお口をとんとんされるから、クリトリスを押しつぶされてイっちゃうと、…たまに子宮のお口が開いちゃって、そのままナカに入れられてしまうこともある。体がワタルさんを受け入れることに慣れてきたのか、最近はそうなってしまうことが多くて、淫乱みたいでいやなのに。

「ひ ッ あ゛ !」
「___ああ、」

クリトリスをぎゅうって摘ままれて耐え切れずにイってしまった、その時 あ、って思って。ワタルさんがそれに気づかない筈も無くて、_____子宮のお口を嬲っていた先が、ぐいとナカに、はい、っちゃって___。

一番奥の、誰も入っちゃいけない場所を、暴かれてしまった。その感覚だけで脳がイっちゃう、子宮が震えてお口に咥えた亀頭とぎゅうぎゅう締め付けしまうのがわかった。

そう言えばそれが気持ちいいってワタルさん言ってたっけ。ぼんやりと頭の奥にいるわたしが客観的に呟いたとき、わたしのナカを我が物顔で暴き立てる熱がどくんって跳ねた。

「___で、て __なか、はい、っちゃ ___、」

ワタルさんがわたしを抱きしめて、深くキスをしてくれた。舌が絡まる度に、びくりと熱が跳ねてびゅうって子宮の中に精液が。全部出し切ってもわたしの痙攣が止まなくて、ワタルさんはその余韻を楽しむように偶に腰を揺らしては首筋にキスをしてくれた。

子宮の中に吐き出された熱が重くて、内側から火傷してしまいそう。

くぽりとワタルさんの熱が漸く出て行ってくれて。ぼんやりしているわたしによくできましたと言う様に、ワタルさんが何度もお腹の上から子宮を撫でてくれた。

勘違いして喜んだ子宮がきゅうと鳴いて、着実に変わっていく自分の身体になんだか少し泣きそうになった。きっともう全部わたしじゃなくて、ワタルさんのものになっている。

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