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Wataru





くるっぷで叫んでいたネタまとめ
- Wataru Only -



ワタル | 解脱

「別れたほうが良いかもしれない」
「唐突がすぎますね、その心は?」
「俺がダメになりそうだ、君は甘やかしが過ぎる。いい歳した男を一人で生きていけなくしてどうするつもりだ」
「あのワタルさんもダメにするとは…、さすがわたし。伊達に歴代の彼氏にダメ男製造機と言われていませんね」
「なんて悪名を轟かせているんだ君は」





ワタル | 花火

「火薬の匂いがする」
「ガーディかな? …今日、下の街で花火大会があるそうですよ」
「なるほど、そういえばこの時期フスベでも花火を出したな」
「だす…、花火を上げたんですか?」
「ああ」
「時々びっくりする経歴教えてくれますよね、びっくり箱みたいで面白いです」
「君ほどじゃない」
「ワタルさんが上げる花火かあ、縁起良さそうだし見てみたいな」
「正直俺はもうやりたくない」
「ワタルさんにそこまで言わせるとは…ますます見てみたいです」
「…かまわないが、今年もやるだろうし。けれど見る方もそれなりに危険だぞ」
「大丈夫ですよ」
「…一応言っておくが、フスベは手筒花火だからな」
「おっと」





ワタル | この手をはなさないで

ガラガラと雨戸を開く

「一夜で積もったな」
「ですね、ストープ着けてきます」
「ああ、頼む」
(…ぼんやり庭を見ているワタルさん、無防備な背中、…後ろからワッて驚かしたらビックリしてくれるかな) ムズッ
「___」
(バレないように)ソローリ
「___」
「___ワッ  ァ!?」 ワタルさんの背中を叩いた瞬間、傾くワタルさんの身体


ぼふん


「ツベタ わわわ、ワタルさん!」
「ハハハッ!」
「…わざと倒れましたね」
「クックッ…」
「わざと倒れましたね、ワタルさん!」
「ミシャ、君が、何か悪いことを考えているようだから。まさかこんな綺麗に決まるとは、 ハッハハ!」
「ビックリしたじゃないですか!」
「最初に俺を驚かそうとしたのは君だろ」
「そうだけど… って、早く上がりましょう。このままじゃ風邪引いちゃう」
「それもそうだ  ッシ」
「ほらクシャミして、はやくストーブ点けたから」 腕を引っ張る
「ああ、ここは寒い。だから早く引き上げてくれ」


ワタルの形に窪んだ雪を見て不思議そうにしているカイリューたち

(写真撮っておこう) パシャッ





ワタル | 防犯対策

____「近頃、周辺で女性の家に忍び込み下着を盗む犯罪が…」

(ふむ…一応一人暮らしだし、気を付けた方が良いかな。そういえばベランダに男性の下着を吊るしておくと、それだけで防犯になるって聞いたな。かといってワタルさんの下着を吊るすわけにはいかないし、明日ドンキあたりで適当に買ってきて吊るしてみようかな)


数日後


「いい〜ゆだなぁ〜 ララン」
「ミシャ」
「ヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 羞恥マックス
「ただいま」
「わわわわ ワタルさん、いらしてたんですね。びびビックリしました、あのいまのはきかなかったことに もごもご」
「それよりも聞きたいことがある」
「へ」 スモークガラス越しに見えるマントと服を脱ぐシルエットに目をひん剥く
「ベランダに干してあるものはなんだ」
「べべべ ベランダですか えっと、なにが…干して…」 揺さぶりコンボに頭が混乱しているぞ!
「…俺のにしては派手過ぎる、あれは君の趣味か。 それとも“相手”の?」
「え え」
「____はあ」 頭を抱えるシルエット
「わ、ワタルさん? どこか痛むんですか!?」
「いや、…なんというか、君相手にこんな不毛なやり取りを始めた自分が馬鹿らしくなって」
(… あれ、遠回しにディスられてる…?)
「ベランダに知らない男物の下着が干してあったが、どうしたんだ」
「ドンキで買ってきました、防犯対策に良いと聞いたので」 さらり
「…ほら、馬鹿らしい」
「なにが ヤーーーーーーー!」 がらっと開いたお風呂場の戸にフルコンボだドン!


もう一回遊べるドン♪





ワタル | 防犯対策ver2

____「近頃、周辺で女性の家に忍び込み下着を盗む犯罪が…」

(ふむ…一応一人暮らしだし、気を付けた方が良いかな。そういえばベランダに男性の下着を吊るしておくと、それだけで防犯になるって聞いたな)


「ワタルさん、お風呂前にすみません」
「なんだ」 ぬぎぬぎ
「今日脱いだパンツなのですが貰っても良いですか」
「………………………理由を聞いても?」 唐突で脈絡のない恋人の発言に困惑し眉間を揉む
「実は…カクカクシカジカ」
「……なるほど、そういうことなら別に構わないが。その場合、明日履く下着がなくなるんだが」
「そこをなんとか」
「なるわけないだろ」


「ミシャ」 お風呂あがりワタル
「はい」
「これを」 持っていた布の固まりをミシャに渡す
「? …マントですか」
「下着は…無理だが、次来るときに持ってくる。それまでこれで我慢してくれ」
「セキエイチャンピオンのマントで我慢…?」
「効果は保証する」


翌日、ミシャのマンションのみなならず周辺一帯で退去ラッシュが起きた。引っ越しトラックや荷物を片手に町から退去する人の大量発生に不動産会社は目を回したらしい。それを聞いたワタルさんは「思ったよりいたな」と物憂げな顔でぼそりと呟いていた。

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