探偵 | ナノ

松田陣平



 

- 松田陣平only -


松田陣平 | 米花町・インザ・ブルース

ピチチピチ 

(朝…んー、まだ眠い…)

ピチチチ チーン チチ

「…チン?」 むくり

ベッドから起き上がって、キッチンを見ると割りばしを咥えた不審な男(幼馴染)の姿が

「ほお」 よおと、言いたいらしい松田大学生
「じ、 な ど、」
「食うか、コンビニの牛丼とアサリの味噌汁」
「い、いらないっ じゃなくて、なんでいるの!?」
「近くで飲んでた」 蓋をぱかり
「あ、どおりでお酒とたばこくさ… くさい!」 飛び起きて窓ガラリ
「あ゛――… うめぇ、しみる」 味噌汁ずずっ
「どうやって入ったの、カギはちゃんと閉めたはず」
「もぐもぐ ああ、あのタイプのシリンダー錠なら工具で 」 あっ、やべっという顔
「工具で!?」
「叫ぶんじゃねぇよ頭に響くだろうが!」
「壊したの! ち、賃貸なんだよっ」
「壊してねぇよプロなめんな! てか、(侵入したことじゃなくて)そっちかよ!」
「やだよ… 家の鍵を開けるのが特技の幼馴染なんて、」 ぐすん
「あー… 食うか?」 気まずい
「だから、いらないって」 洗面所てくてく
「ゆき、これ食ったら風呂入りたいからタオル出しとけ」 ばくばく
「自分の!部屋で!はいって!」
「タオルねぇ、着替えあっからいいだろ」
「陣くんが勝手に置いて行ったのね! もうやだよ、絶対に入れないから」
「んだよ、じゃあこのままベッドで寝るからな」 ゆきのベッド指差し
「帰ってよ!」
「ねみぃ、むり、てかウチいま電気通ってねぇ ごちそーさま」 のそのそ
「え、なんで!?」
「あー…払い込み忘れた、最近研究棟泊まり込みだったし ふわあ」
「だからって忘れたら冷蔵庫…なかったね、陣くんの部屋」
「おう、この前布団も捨てたから マジでなんもねぇぞ」
「な、なぜ…」
「? いらねぇだろ、どうせ当分の間は研究棟かアシヤ教授んとこ泊まり込みだし」
「こういう時困るじゃない」
「こういうとき?」
「ベッドで寝たいんじゃないの」
「寝てぇよ、でも困ってねぇだろ」
「???」 理解できない顔
「つーかマジ限界だ、萩のペースに合わせっとすぐに持ってかれって ハーッ」 豪快に脱ぐ
「んな」
「ねみい」 ぽいぽいと洗濯機に放り込む
「ねえ、そこに入れたら洗わな、い もう!」 かまわず脱ぐので耐え切れず扉閉め

ばたんっ!

「うお、びびった…」
(どうしてこうなるの〜〜〜) 涙

Tips !
オール明けに勝手に上がり込んでいるタイプの松田大学生、幼馴染の彼女の部屋にあるもの=自分のものだと思っているタイプの似非ミニマリスト






松田陣平 | 春のパン祭り

「〜♪」 ぺたり
「んだそれ」
「シール、集めるとね かわいいお皿貰えるの」 にこにこ
「ふーん…」
「陣くんのパンにもついてるでしょ、シールちょうだい」
「ほら」 ツメでぺりぺりして、あげる
「わーい」 応募用紙にぺたぺた
「…それ、何枚集めんだよ」
「あと18点分」
「げぇ、そんなに貯めねぇといけないのかよ もう皿買った方がはぇじゃねぇか」
「交換でしかもらえないの」
「良い商売してるぜ」 もぐもぐ
「先はながいよ…」 応募用紙を見てため息
「…」 


キーンコーンカーンコーン


「あれ、陣平ちゃん全部パン?」 萩原
「文句あっか」
「珍しくね、いつもおにぎりも買ってるじゃん」 リプトン男子
「パンの気分なんだよ、そういう時もあんだろ」
「まあそっか」
「もぐもぐ」 シールぺりぺり
「…」
「もぐもぐ」 あつめあつめ
「…」
「もぐもぐ」
「…俺のシールもいる?」 今日のパン
「よこせ」
「はいはい」 大体察ししている萩原

陣平の協力のおかげで、無事にお皿を二枚貰うことができたゆきちゃん。
お礼に交換したばっかりのお揃いのお皿でご飯を食べましたとさ、めでたしめでたし。





松田陣平 | かっこいいところを見せたいだけなのに

「ん」 チケット
「なに、これ」
「次の日曜、俺の試合」 端的
「試合って、ボクシングの?」
「それ以外になにがあんだよ」
「いーかない」 返し
「はあ゛!?」
「ボクシング怖いもん、いかないよ」
「俺が来いってんだよ!」 ジャイアン
「陣くんが殴ったり、殴られたりするの見るのいや」 ノーといえる女
「…う、」 たじ
「いーや、やだもん」 ぷーい
「テメェっ、一度くれぇ幼馴染の応援してやろうと思わねぇのか!」 逆切れ松田
「しらない」 窓ガラガラ閉める
「ゆき、逃げんじゃねぇ!」

(4年後)

「ん」 チケット
「(デジャビュ…) なにこれ」
「次の火曜」
「うん」
「試合、俺の」
「うん」
「…」 来るよと訴える視線
「いーかない」
「てめぇこのやろう」
「いかないよ、こわいもん」
「俺のプロデビュー戦だぞ!」
「いかない」 頑固
「〜〜〜〜っ か、彼氏の応え、」
「彼氏でもいかない」
「」 堪忍袋の尾がぶち切れる音
「…でも、応援はする」
「は   ぇ、 」 ちう
「…頑張ってね、じんぺー」
「…ワ」 ちい゜かわ

Tips !
一軒家お隣さん、窓を開ければ会話できるタイプの幼馴染。






松田陣平 | それでも、君に会いたいから

「…」 むしゃっと顔で待ち合わせ場所に現れた松田(機動隊)
「…陣くん」 よしよし
「おう」 船漕ぎながらよしよしされてる
「眠そう」
「…昨日、呼び出し」
「うん」
「さっきまで、署に いた」
「そっか、おつかれさま」 ほっぺむにむに
「…」 ぼうとゆきを見てされるまま
「今日はデートやめよう」
「あ゛? んでだよ」 覚醒
「わ」 圧し掛かり松田
「今日は、オメーが行きかったとこいくんだろ なんか、パフェのうめぇとこ」 ぎゅう
「うん、でも」 もそもそ
「行く、歩いてりゃ目ェ覚めるから気にすんな」
「うーん、でも」
「…おい、ゆき」 むくり、肩がし
「なに」
「俺、お前、会うのいつぶりだ」 じとー
「えっと、一週間ぶりくらい?」
「出かけんのは」
「二か月ぶり?」 ゆびおり
「だな、行くぞ」 ぐいぐい
「じ、 陣くん でも」
「……(折角の二か月ぶりのデートを)イカれたクソ野郎(犯人)に邪魔されてたまっか」 ぼそ
「え、なんて」
「いーから、行くぞ!」 ずんずん
「そっちじゃないよ!」 ぴたっと止まるアクセルしかついてない陣平

強がっていたけど喫茶店でうとうとしているので、その後はお家デートに切り替えたとさ。





松田陣平 | 隠し事はできない

「___っと、これで全部か?」 荷物を車にのせのせ
「ええ、それで最後。これだけあればキャンプで困ることないわよ。説明書は全部入れたままにしているから、まあアンタなら読めばわかるでしょ」 松田母
「おう。まあ、一応行く前に調べるわ」 携帯かこかこ
「それにしても、ゆきちゃんと二人でキャンプ…ねえ」 にまにま
「……」 うぜぇという顔
「アンタたち、高校までちっとも進展なかったくせに。大学生になってから何よ、すごく仲良くなって。やっぱり、親がいる手前は言いたいことも言えなかったって〜?」 息子の背中ばしばし
「いてぇんだよ!ちったぁ、手加減しろ」
「で、もう付き合い始めたの? 告白はどっちが?」 わくわく
「親に言うわけねぇだろ、んなこと!!」 顔真っ赤
「なによ、キャンプ道具貸してあげたのにその態度! そのくらいお母さん知る権利あるでしょうよ、わたしとゆきちゃんママが何年アンタたちのもどかしい恋を応援してあげたと思ってるの!」
「あ〜〜そうかよ、そりゃあありがとうごぜぇました! じゃあな!」 車内に逃げる松田
「あ、こら陣平! あんたねぇ、二人きりだからって野外でゆきちゃんにいやらしいことすんじゃないわよ!」
「大声でなんつーこと言ってんだんだこのバカ!」
「はあ!? アンタ親にバカって良く言えたもんね、アンタの面白恥ずかしい片思いエピソードをゆきちゃんに全部話してやってもいいのよ!?」

やいのやいの

(朝っぱらから元気だな…アイツ等) 玄関先で怒鳴り合っている息子と妻を見つけたランニング帰りの松田父

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