松田陣平

- 松田陣平only -
遊びが行き過ぎてゆきちゃんを怪我させたので、「ゆきちゃんがしたい遊びに付き合いなさい!」と母親に怒られたのでおままごと(強制)することになった松田少年
「ここがとびらで、ここがおうちね。おだいどころがここだから、わたしがここでごはんつくるの」
「ヘー」 興味ゼロ
「じんくんはおしごとちゅう、かえってきたときにはここでコンコンってしてね」
(めんどくせぇ…)
「このこはヒナちゃん、おんなのこでうまれたばっかりなの。いいこだね〜」 ぬいぐるみぽんぽん
「」 遠い目
「じゃああそぼ、ほら じんくんはやくコンコン『ただいま〜』ってして」
「……なあ、これつまんねえ」
「むう」
「こーえんいこうぜ、にわでもいいからさあ」
「きょうはわたしのいうこときくんでしょ!」
「だからってこんなツマンネーあそびにつきあってられっか!」
「んなあ!」
「いっしょにあそぶってんなら、やくはおれにえらばせろよ!」 オレ様
「…むう、じゃあなんのやくだったら、いっしょにあそんでくれるのお」
「おし、じゃあこれ ん」
「ん?」 手渡されるお菓子の箱
「これはばくだんだ」 ドン
「ばくだん」
「そうだ」
「なにいって、あ これなにかはいってる」 箱を振ろうとする
「ドカーーーーンッ!!!!」 爆音
「きゃあ!」
「はい、おまえしんだ」 指差し
「…え」 きょとん
「ばくだんをふるやつがいるか、いいか。こういうのはうごかしちゃだめなんだ、ばくはつするからな」
「え、え、じゃ じゃあどうすれば」
「じっとしてろ! おれがちゃちゃっとカイタイしてやっからよ」 うでまくり
「え、やだこわいよ すてたい」
「バアーカ そしたらまたばくはつして、しんじまうぞ」
「ううう」
「まつだげんばとうちゃく、いまからカイタイさぎょうにはいる」 エアトランシーバー
「はやくして〜!」
「だあからうごくなって」
それから それから …
「…陣くん、これなに」
「え、爆弾。タイマー式のやつ、ネット見て作った」
「一応聞くけど、どうして作ったの?」
「バァーカ、作らねぇと楽しい楽しい解体ができないだろうが」
「解体したくて、爆弾を作る…? 爆弾って、爆発させるために作るんじゃないの?」
「それは楽しくねぇ」
「へえ、そうなんだ…ん? 爆発させたの」
「おー、萩となあ。これよりちっけぇやつだけど、全然楽しくなかった。あれの何がいいのか解んねぇー…、バラすほうがぜってぇ楽しいだろ」 かちゃかちゃ
(ああ…ほっぺの大きいガーゼはそれで…)
「ん」 ぴっ
「え」 動き出した液晶数値
「タイマースタート」
「…ええええええええ!?」
「さ、解体作業のはじまりだ! ゆき、邪魔すんじゃねぇぞ!」
「ば、馬鹿なの?死ぬの? え、本当にバカなにしてんのバカーーーー!!!!」
その後、無事に解体したが。ゆきがガン泣きし、悪行が両親に知れた松田はまたしこたま怒られて、三ヶ月ジム手伝いの刑に処された。
Tips !
爆弾を解体するのが楽しい陣平少年。幼少期、どうしようもない悪ガキだったので見様見真似で爆弾作って爆発させたし、両親にしこたま怒られたし、それを全く楽しいと思わなかったので爆弾魔にはならなかった。多分、これで楽しさを感じたボマールートもある。
爆弾を解体するのが楽しい陣平少年。幼少期、どうしようもない悪ガキだったので見様見真似で爆弾作って爆発させたし、両親にしこたま怒られたし、それを全く楽しいと思わなかったので爆弾魔にはならなかった。多分、これで楽しさを感じたボマールートもある。

松田くんとお菓子を作りましょう
「材料間違えないようにね、分量は横に書いてあるから」
「めんどくせぇ…。んだよ、この工程数…こんなことやってのか毎回」
「うん。おいしいお菓子は簡単にはできないの」
「…小麦粉… 混ぜて、 卵… 牛乳」
「あ、ベーキングパウダーも忘れないでね! ベーキングパウダーってわかる?」
「それぐれぇわかるわ、馬鹿にすんじゃねぇ!」
「へー、じゃあ説明してみて」
「炭酸水素ナトリウム。加熱すると分解して二酸化炭素になるから、菓子を膨らませるために入れる」
「…… ……」
「2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2…あ、水も出るな」 粉まぜまぜ
「…… ……」
「…んだよ、間違ってるってか」
「その判断がつかないから黙ってるんだよ」

朝倉家と松田家一緒に見に行く花火大会
子どもたちは買い出し班のようです
「あ、待って ねえ、陣平」 袖くい
「んだよ」
「リンゴ飴あるよ、あれも買ってこう」
「はあ? 止めとけ止めとけ。おめぇ、あれ食えた試しねぇだろ」 ハンッ
「食べれるもん! ほら、ママが預けてくれたお金も未だ残ってる」
「ダメだダメだ! って、ホントに人の話きかねぇなぁお前は!」 すでに屋台に走っているゆきちゃん
「ただいま!」 にこにこゆきちゃん
「でーま」 疲れた様子の陣平くん
「おかえりアンタたち、ちゃんとお願いしたの買ってきたでしょうね」
「ゆきがヨケーなモン買った」
「ちゃんと言われたものも買って来たもん、いいでしょう!」 リンゴ飴
「しょうがないわねえ、ほらもう花火はじまるから座って」
「ゆきちゃん、お弁当もあるから好きに食べてね」
「わ、陣平ママのお弁当! ありがとうございます」
「なあ、親父は?」
「ゆきちゃんパパとあっちでもう始めてるわよ」
「げっ いいのかよ、酒飲んで」
「ノンアルに決まってるじゃない、ほら未成年はジュース」
花火大会スタート
「あっちい…、」
「ミニ扇風機あるよ、使う?」
「使う、てかあるならさっさと出しとけよ」
「もう、そこは『ありがたくお借りします』でしょう」
「ありがたくお借りさせていただきます」 カタコト
「…」 もごもご
「…」 じっ
「…」 もご… 諦めてそっとリンゴ飴を下ろす
「ほらみろ、食えねぇじゃねぇか」 無傷のリンゴ飴に失笑
「ぐ…だって、歯が…折れそうで、」
「鍛えねえからそうなんだよ」
「歯なんて鍛えようがないじゃない」
「はあ? なめんな、毎日スパーしてりゃあ顎も鍛えられんだよ」
「いや、陣平みたいに差し歯になりたくないもん。わたし、女の子だから」
「へっ、さよーですか。お女子様は、俺達と違って大変でごぜ〜ますねえ」
「…」 右往左往するリンゴ飴
「……はあ、 ほらかせ」 リンゴ飴を持つ手ごと引き寄せて
「え」
「はぐ」 がぶり、がりっと削れるリンゴ飴
「あ」
「ぼりぼり… あめぇ」 べっ
「口の周り真っ赤だよ、はい除菌ティッシュ」
「いらね、舐めりゃ消える。 それよりほら、これで食えんだろ」
「うん、ありがとう」 むしゃ
「たっく世話焼けるぜ」 口直しサイダー ごくごく
「…」「…」 それをこっそり見てた保護者たち
「…ねえ、あの子たち」
「いや、まだみたい。 それとなく聞いてるけど、まったく付き合う気配ゼロよ」
「あれで…?」
「あれで、」
「最近の若い子って解らないわ…」

今日も今日とて大げんかしている幼馴染's
「もういい、ジンペーなんて大嫌いっ!!」 大声
「!」
「いっつもいっつも勝手なことばっかいって、もう知らない。絶交だよっ、二度とウチに来ないで!!」
(おっと、今日はがんばってるわねウチの子) ゆきママ
(まったくバカ息子…、誰に似たんだか) 陣平ママ
「…」
「…?」 いつもなら怒鳴り返されそうなのに何もないことに違和感
「…」 ぼろっ
「!!!?」 じんぺい が ないた !
「う、」
「え」
「ぐっ ぐずっ お、おれ だって、 おま、 え なんか」 ぷるぷるぼろぼろ
「あ、え じんく、」 ビックリして涙が引っ込み狼狽える
「お! おれだって おめーなんか、 だ、 だいきら い ぐ、 ううっ うわああああ゛」 大泣き
「あばばばば」
「うわああ、ああああ ああああ゛ああ゛」
「あらあら、陣ちゃん泣いちゃった」
「はあ? なんでアンタが泣くのよ、陣平」
「あ、あっ あぐっ ゆきが、 ゆきがああ、おれのこど ぎらいっでいったああ゛」
「ゆきちゃんに嫌われるようなことしたのアンタでしょ」
「ぢてねぇええ゛゛」 蹲り小石
「してたでしょ、ママ見てたからね。ああ、ゆきちゃんは気にしないで。うちの子がいつもごめんね」
「え、あ、 あの」 おろおろ
「いいのよ、気にしないで。陣平の自業自得よ」
「… ぐっ」 キッとゆきを睨み付ける陣平
「ひ」 びく
「ぐつ おれはぎらいなんでいってぇねえ!」
「う」
「なのに、ゆき ゆきが、おれの、ごと う、 うう」 ぐずぐず
「ご、ごめんなさ」
「もっとちゃんとあやまれよ! ないてんだぞおれはあ!!!」
(いや、なんでアンタの方が強気?)
「ご、ごめんなさい!」
(あ、うちの子が謝るんだ)
「ぎらいっで、いったのなしにしろよぉ゛!」
「な、なし にする ごめんね、きらいじゃない、よ」
「うう゛…」
「きらいっていってごめんね、じんぺー」 しゅん
「…ぐずっ し、しかたねーから、ゆるしてやる」 ぐずん
「え、どういうこと」 仲直りの握手をする二人に困惑する保護者たち
Tips !
死んでも謝らない陣平くんは、大人になっても謝れないけど。その代わり、誰もいなければ全身で大好きを伝えるツンデレ柴犬ドーベルマンになる予定。
死んでも謝らない陣平くんは、大人になっても謝れないけど。その代わり、誰もいなければ全身で大好きを伝えるツンデレ柴犬ドーベルマンになる予定。

大学生、母校近く
「あ、ピストルの音。今日、米花第二体育祭やってるんだ」
「あー…、そういやあそんな時期か」
「懐かしい。覚えてる? 陣くんと萩くんが同じクラスになった二年生の時、出場する競技ぜんぶ一位取っちゃうから『勝負にならない!』ってブーイングが出て、最後の騎馬戦は陣くんのクラスvs他クラス連合軍になったの」
「おう、きっちりブチ負かしてやったぜ」
「ねえ、大人気なかったね」
「勝負に大人もガキもあるか。 ……てか、俺はそれより三年の体育祭の方が覚えてるわ」
「三年? なにかあったっけ」
「ホォー、ゆきさんは忘れていらっしゃる!」 いじわるな顔
「え、なに」 たじ
「三年、お前、萩、借り物競争」 にじり
「ア」 ぴこーん
「お前、態々違うクラスの萩のジャージ借りに行ったよなァ。同じクラスの俺じゃなくて。あの時のお題なんだったっけ? ああ、思い出した! 確か『学年で一番かっこいい男子のジャージ』だったわ」
(やっばい…)
「三年の体育祭といやあ、ちょうどその二か月前くらいに俺は誰かさんと付き合うことになってよぉ。それなのにそのカノジョ、俺じゃなくてちげぇ男のジャージを借りてくわ、読み上げられたお題はそんなんだわ、____その上、よりによって選ばれたのが親友(ダチ)ときたもんだ」 じろ〜り
「う、う」 ぷるぷる
「そのあと、その女。俺に何て言ったと思う? 『一番モテるのは、萩原くんだから』? ご丁寧にトドメまで刺してくれたもんで、俺の男としてのプライドはボロボロよ。再起不能まで叩き潰されるってーのは、こういうことかと思ったね。ひでぇ女がいたもんだろ。なあ、そう思わねぇか、ゆきさんよお」
「…ご、ごめんなさい」
「聞こえねぇなあ」
「…む、むぐぐ だって」
「言い訳すんな」 ほっぺがしっ
「むうう」
「俺ァなあ、あの時のこと一片も許しちゃねぇぞ」
「む、むかしのことをいつまでいうの」
「はあ? ナメんな一生言うわ。____お前の人生丸ごと寄越せっつたろ、そのくれぇの覚悟はしとけ バーカ」