くろこのばすけ | ナノ

霧崎第一で小ネタ「おとしもの」


「あっ、」
「古橋、10円落ちたぞ」
「うん。花宮拾って…」
「もう俺のだバァカ」
「どこのガキ大将www」

「あ、アイマスクおちてる」
「廉太郎だな。緒戸、お前渡してこい」
「え…はい、ザキくんにあーげる」
「いらねぇよ」

「あっ、」
「おい原っ!ボール取り落としてんじゃねーよ!ドシローか!」
「ザキうっせー」
「手前らまとめて外周30いってこい」


「うーん…なんか今日はみんななにかしら落としてるね」
「ケッ そろいもそろって腑抜けやがって」
「まだなーんも落としてないのわたしと花宮くんくらいだね。この分じゃ放課後あたりに落としそう」
「お前はともかく、俺がそんなミスするわきゃねぇだろ」
「いやいや、それはわかりませぬよ? 」
「大体、落とすってわかってるなら注意しとけゃいいだけだろ」
「いやー、注意してても落とすときは落とすよ。気を付けててもおちちゃうものもあるじゃん?」
「なんだよそれ」
「えーと、…花宮くんへの信頼、とか?」
「殺すぞ」
「あ、いままさに落としたわ」

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