『はーやく朝練終わらないかっなあ〜』

「何だよその歌」

『本音です』


次に現れたのは髪の毛が私と同じ位長さがある宍戸先輩。またドリンクかタオルだろうな…にしても私よりキューティクルが綺麗なのはちょっぴり悔しいな


『ほい』

「ああ、サンキュー。お前なかなか変わってるな」


ほい、と言った事にはスルーですか


『至って普通の人間ですが』

「普通は嫌そうにレギュラー達のマネージャーをする奴はいねーよ」


でたよまた、レギュラー様々発言。どんだけ自意識過剰なんだ。心で悪態をつくが口には出さない、言った後が怖いからね…ちょっとじゃなくて物凄く怖いかららね。多分


『あたしは平部員のみんなの方が…「みょうじ!玉拾いサボるんじゃねえ!!」はいはいすんませんでしたー。宍戸先輩それじゃあ』

「お、おう…サンキューなコレ」

『おう…じゃなくて、はい』


なんだ。礼儀を知っているレギュラー様もいるんだ…と感心していたらまたギャンギャンうるさい近所迷惑な犬のような部長に怒鳴られた


礼儀を知らない人間は後々後悔をするもんだ


『……(このボールを部長に投げたらどうなるかな。丁度ファンも居ないし)』

「ああ、みょうじの奴あれきっと良からぬ事を考えてるぜ」

「あー本当だ」

「何で分かんだ?」

「宍戸か。みょうじはさ、指を髪に絡ませてる時は大抵悪あがきをしようとする時なんだよ」

「やっぱ変わんねえな」

「みょうじテメッ…!」

『すんませーん』



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