朝練に来たのに何故か人が少ない、少なすぎる
『レギュラーと準レギュラーしかいねえ…!』
聞いてねえよ先輩ぃぃい!!せっかくゆっくり寝られたのに早起きしちゃったじゃんかあああ
『…最悪だ』
教室へ行ってマジ寝しよう。私は直ぐにテニスコートから去ろうと足を運ぶ時だった
「オイ」
『え、誰か呼ばれてますよー』
「お前だ、みょうじ」
『日吉くん私の名前知ってたのか……で、何だった?タイマンなら勘弁してください』
「見かけだけでなく中身も馬鹿だったんだなお前。今日は平部員は朝練無しだ」
さり気なく日吉くん私を貶したよね。外見から私は馬鹿っぽいと、また中身も馬鹿だと初会話の相手に言う言葉じゃないよね
『先輩が教えてくれなかったんだよ』
「お前ほんと馬鹿だな。今月の予定表にあらかじめ書いてあったぞ」
『マジでか』
先輩すんません。私おもっくそ先輩のせいにしてました
「どうせだ。今日は華和先輩が来ていなくて困っていた…みょうじを強制連行する」
『拒否権も無いんかいいい!』
"早起きは三文の得"って嘘だよね
「依仔の奴どうしたんだ?」
「体調でも悪いんですかね…」
「なんや心配やわあ」
「てか今日どーすんの跡部?」
「ああ…どうすっかな……」
「跡部さん、いいものを連れてきました」
「日吉…お前その引きずってんの何?」
『日吉くん、君のせいで私凄く可哀想な子だよ』
→
[ 3/26 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]