今日も今日とて男子テニス部は練習が激しいです


「みょうじー、タオルあるー?」

『そこら辺にあるよ』

「いや、そこら辺ってどこだよ」

「マネージャー!足挫いた」

『あそこにテーピングセットがありますよ』

「いや、マネージャーやってくれよ」

『ええー』

「みょうじタオルは…」

『そこら辺って何回言ったら分かるんだよ馬鹿』

「2回しか言ってねえ!てかそこら辺って大ざっぱ過ぎだよ!馬鹿はお前だ!」

『馬鹿なのは赤坂くんだ。タオルならどこかにあるから自分で見つけろ』

「テーピングセット持ってきた来たからマネージャーテーピングしてくれよ」

『あーはいはい分かりましたよ。仕方ないですね』

「仕方ないって…これもマネージャーの仕事だからな」

『先輩が挫くのが悪いです』

「あーはいはい、俺が悪かった」


流石に約180人の世話をマネージャー1人でするのは正直キツイ。レギュラー、準レギュラーだけだったらどんだけ楽だったんだろうといつも思う

でも、そんな事したらわざわざイジメられるために行くようなもんだからな。それにあっちには可愛い先輩もいるし…うん、やっぱこっちは平和だから良いや


平部員のマネージャーでも楽しいもんだ


『はい、出来ました』

「なんかさー俺に恨みでもある?」

『え』

「すっげー巻き方キツイんだけど…」

『……ははは』




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