本当に昨日は散々だった。ドリンクの粉は無いし、作ったドリンクは華和先輩に盗まれるし、案の定そのドリンクを週一で作れと部長命令が下るとか……まあ、まだ最後の時はあの場に華和先輩が居なくて良かったのが唯一の救いだろう。でも私は作る気毛頭はない


『という事だから跡部部長にドリンクは作りませんと言ってくれないかな樺地くん』

「……」

『なんで目ぇ逸らすかな』

「…ウス」


そうだよね。樺地くんが跡部部長にそんな事言えるわけがない…とか言って日吉くんだって直ぐに追い返されるのがオチだし、3年の教室へ行く勇気もない


『他には誰…か、』


いた。1人いた

私は教室を出てとある場所へ駆け込み、大声で叫ぶ(もしかして異端?そんなの気にするような柔ながマネージャーなんてやれるか!)


『おーとりちょーたろーくん居ますか!』

全「!?」

「え、え?みょうじさん…?」

『いたあぁぁあ!』


救世主を求め2年C組へ


『鳳くん、助けてください』

「え?」

「……みょうじさん」

「いったい樺地までどうしたの?」




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