ドリンクの粉を注文をしに跡部部長のいるテニスコートを嫌々ながらも訪れた(平部員はレギュラー達よりも先に終わるのだ)
『跡部部長ー…ドリンクのこ「なまえちゃーん!!」ぐはっ』
早く帰りたいのに。そんな私の些細な願いを遮断するのはジロー先輩だった
「これこれ!なまえちゃんが作ってくれたんでしょー?」
『さあ…華和先輩じゃないんですか?レギュラー様々と準レギュラー様のマネージャーはあの方なんで』
「嘘ついちゃ駄目だC!日吉達から聞いたもんねー」
『え』
「残念だったなみょうじ。俺と樺地はあの味を知っていた」
『…そうだった』
日吉くんと樺地くんは鳳くんより少し遅れて準レギュラーに上がったから、その時だ
『あちゃー』
「ねえねえなまえちゃん、これから俺こっちが飲みたE!」
『えええ』
「俺も俺も!こっちが良い!」
ジロー先輩のおねだりに便乗するのは向日先輩、ヤダよ面倒くさい
『じゃあ作り方を渡すんでご自分で』
「「えー!?」」
『こっちがえー、と言いたいですよ。面倒くさい』
それと早く離れてくんないかなジロー先輩…暑苦しいんだけど
「みょうじ」
『はい』
「毎日でなくても週一で良い。このドリンクを毎週作って欲くれ」
『…それは』
「部長命令だ」
職権乱用もほどほどに!
「よっしゃあ!ナイスだぜ跡部!」
「そうか、この手があったか」
『……ありえん』
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