ドリンクの粉を注文をしに跡部部長のいるテニスコートを嫌々ながらも訪れた(平部員はレギュラー達よりも先に終わるのだ)


『跡部部長ー…ドリンクのこ「なまえちゃーん!!」ぐはっ』


早く帰りたいのに。そんな私の些細な願いを遮断するのはジロー先輩だった


「これこれ!なまえちゃんが作ってくれたんでしょー?」

『さあ…華和先輩じゃないんですか?レギュラー様々と準レギュラー様のマネージャーはあの方なんで』

「嘘ついちゃ駄目だC!日吉達から聞いたもんねー」

『え』

「残念だったなみょうじ。俺と樺地はあの味を知っていた」

『…そうだった』


日吉くんと樺地くんは鳳くんより少し遅れて準レギュラーに上がったから、その時だ


『あちゃー』

「ねえねえなまえちゃん、これから俺こっちが飲みたE!」

『えええ』

「俺も俺も!こっちが良い!」


ジロー先輩のおねだりに便乗するのは向日先輩、ヤダよ面倒くさい
『じゃあ作り方を渡すんでご自分で』

「「えー!?」」

『こっちがえー、と言いたいですよ。面倒くさい』


それと早く離れてくんないかなジロー先輩…暑苦しいんだけど


「みょうじ」

『はい』

「毎日でなくても週一で良い。このドリンクを毎週作って欲くれ」

『…それは』

「部長命令だ」



職権乱用もほどほどに!


「よっしゃあ!ナイスだぜ跡部!」

「そうか、この手があったか」

『……ありえん』



[ 18/26 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -