跡部にずっと視線を送りつつも無事?に朝練が終わりジローとの約束を果たすため教室でお菓子を広げるが



『ジローと亮はともかく何でお前等いんの?』

「くそくそ3人で菓子パなんてずりーぞ!」

『自分今朝人のお菓子あさってただろ』

「水くさいやんか自分等、俺も呼んで欲しかったわ」

『忍足お菓子食べへんくせに』

「フンッ庶民の菓子なんて興味ねーんだよ」

『じゃあ何で来た』

「蜜柑これ貰うね」

『ああ、うん…って滝何普通に食べてんの。まあ良いけど』



3年レギュラーが3年C組に勢揃いした。しかもお菓子の為に…馬鹿だろ

女の子達はキャーキャーうるさいのに全然気にしないコイツ等は慣れなのだろうか、他の男子からすれば何とも憎らしい人達だ



「つーか…お前よくこんなにも菓子持ってくるよな」

『あたしの鞄はお菓子入れだもん』

「……」

「わあームースポッキーあるC!食べてEー?」

『良いよ』

「やったー!」

「じゃあ俺はポテチもーらい!」

『机にこぼしたら許さないから』

「わぁーってるって!」

「ほんなら俺はこれ貰うわ」

『飴?良いよー。はい、跡部も飴なら食べるっしょ』

「…仕方ねえ、貰ってやる」



上から目線は少々気に障ったが、ちゃんと貰ってくれたので良しとしておこう



『亮と滝はミントガムが好きだったっけ?はい』

「さ、サンキュー」

「ありがとう」



菓子パは休み時間ギリギリまで続き、授業が始まるチャイムが鳴っても片付けが出来ずにいたあたしは(みんな片付けせずに帰りやがった!)当然先生に怒られるハメになった

二度と菓子パは教室でやらないと心に誓った







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