『あー美味かった!』

「蜜柑よくあんなにも食ったな」

『あれぐらい普通普通』

「お前ケーキ20個近く食ってただろ…」

『それぐらい当たり前じゃん。なあ岳人、ジロー』

「「んなの当たり前じゃん!/C!」」

「やっぱり椎葉先輩は女捨ててますね。ま、俺はその方が気が楽で良いですが」

『なんか素直に喜べないんだけど』

「俺は椎葉のその姿が見れて良かったよ」

『滝、忍足と同じ扱いにすんぞ』

「あはは、それは困るかな」

「滝ー、ナチュラルに俺傷ついたわ」

『ははっ、あ…跡部!』

「アーン?何だ急に」

『ご馳走っした!』



満足なあたしはとても気分が良い。だから今の顔は知らず知らずとは言え、かなりの笑顔だったとは気付かず、前に一人だけ進んで歩いていた



「何なんあの顔、不意打ちやん……」

「やっべ…不覚にも一瞬ときめいた」

「特にまた今日はワンピース姿だから余計にかもね」

「やべーって蜜柑、ちょーかわE!」

「…下剋上だ」

「…っ、マジ俺激ダサ」

「大丈夫です宍戸さん。多分宍戸さんが考えていることはみんな一緒です…」

「……行くぞ樺地」

「ウス」

「景ちゃんも素直やないなあ」

「いっぺん逝くか忍足」

「それは堪忍やわ」



先に進む彼女を見て今日は来て良かったと思うテニス部メンバーだった



『あ、コンビニでお菓子買おっかな』



「オイ!蜜柑はどこいった!?」

「こっちにもいなかったぜ!」

「先に進むのはええけど…」

「自由過ぎるだろ!!」



コンビニで肉まんを買っている時に携帯がなるのはもう直ぐ





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