「なあお前らさ、俺たちが何時椎葉が邪魔なんて言ったか?」

「私たちはレギュラーの皆様の代わりに言っただけですわ」

「それって俺たちが一言でも口に出したー?」

「それは…」

「自分たちの都合の良いように解釈しやがって…激ダサだな」

「私たちは皆様の為に思って…!」

「俺たちが思ってもない事を…ですか」



話を進めているが、何も聞く気になれないあたしは跡部の足を思いきり踏んづけて西苑寺に足を運ぶ



「いっ…椎葉!」

「…何かしら?」

『……』

パンッ
「っ…!!」

「なっ…!?」



辺りが静まり返った。があたしは気にせず喋る



『…あたしが迷惑をかけてるのは分かりました。けどもうこれ以上彼らの部活の時間を削らせてるの止めてくれません?』

全「!!」

『先輩らならあたしより知ってますよね?彼ら、全国優勝狙ってるんです。もうこれ以上…邪魔するのは止めましょう?』



これはあたしの本心だ。この3日間は本当に大変だったが、彼らの夢の大きさを思い知った今だから言えること。微笑んでそう言えば西苑寺はあたしの頬を殴った


「椎葉!!」

『……』

「嫌いよ…貴女なんて嫌い!!」

『…あたしも先輩らが嫌いです』

「〜〜っ!行きましょう!!」



西苑寺を始めに去って行く人たち、そしてあたしも去ろうとした…が



『…しつこい』

「誰も退部の許可なんてしてねえ」

『……』

「とりあえず部室に行こうぜ」

「ッチ、そうだな」

『だから離…』

「そないに嫌そうな顔せえへんくても」

『……』



跡部と忍足に蹴りを入れ、手が離れた瞬間あたしは逃げた





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