「椎葉蜜柑さん、でした。2年生なので宍戸さん達と同い年ですね」

「椎葉蜜柑なら俺が言っていた人物と一緒ですね」

「俺もだぜ!」



みんなが意気投合している中1人だけは驚きを隠せなかった



「…ほんまか?」

「何だ忍足、気がかりでもあんのか?」

「いや、俺的には椎葉さんは1年の頃一緒やったし、一番ええんやけどな。椎葉さん運動出来たんや…」

「侑士知らなかったのか?」

「知らんも何も椎葉さんはめったと体育の授業受けへんからできへんのかと思てたわ」

「…跡部、さん」

「アーン?どうした樺……」



樺地が見せた紙を見て跡部は固まってしまった



「どうしたんだ跡部?」

「固まっちゃってるC!」

「…ああ、樺地が椎葉蜜柑の3日間の全てがこれだ」



跡部はテーブルに3枚の紙を広げた


「…マジかよ!」

「こんな奴今まで居たか?」
「今まで媚びうる女しかいなかったが…こんな奴は初めてだ」



筆記テストは0点で最下位、体力テストはずば抜けての1位、志望理由に関しては



「'1年昼食タダだから'って……ぶっ!ぎゃはははっ!!跡部!俺、コイツに1票!」

「俺も賛成ー!」

「どんだけ食い意地張ってんだよ…ま、コイツなら俺も賛成だ」

「俺もです!跡部さん」

「あんな人に出来ますかね?」

「じゃあ日吉は賛成しないの?」

「…そうとは言っていない」

「樺地、お前は」

「賛成…です」

「俺は椎葉さんしか認めへん。それに分かったやろ跡部?俺が電話で言うた意味」

「なる程な、辻褄が合ったぜ。よし、忍足今からコイツを呼んで来い」

「は?無理やって、椎葉さん帰ったやろし」

「電話があるだろーが」

「番号知らへんし」

「っち、使えね「もしもし蜜柑ー?うん、今すぐ学校のいつもの所に来てー。うん、今すぐ!じゃーねー」……ジローお前…」

「蜜柑とはねえ、お昼寝仲間なの!」


その場にいるメンバーが早く言えよ!と突っ込んだ




『今家に着いたばかりなのに…!』

「蜜柑早く来ないかなー」

『でもジローには(可愛いから)かなわない…!』






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