次の日 「テスト返すぞー」 『いりませーん』 「確かに本当に白紙で出したお前はいらないだろうな」 先生の言葉にわっ、とクラス内が笑いに包まれる。別に大きな声で言わなくてもいいだろう。プライバシーの侵害だ 「ちゃんと跡部に言っておいたからな」 『え』 マジでか先生。駄目だ今日の練習サボろかな…無理だ、絶対樺地が捜しにくる 「残念だったな蜜柑」 「跡部のお説教だC!」 『うっざ、本当うっざ!』 「ちなみにそこで椎葉を馬鹿にしているお前らも跡部に報告してあるからな」 「「え」」 『ぷぷっ!残念だったな2人とも!!』 あたし達はクラス内ワースト3位を占めたらしくあたしが1位だった。1位でも3位でも結局跡部に怒られるのは一緒だからあたしにとっては結果オーライ! ー ーーー ーーーーー 『やっぱ怒られるメンバーは決まってるよね』 「随分余裕ぶっこいてんじゃねーか」 『すんません』 時は放課後 いつもならもう練習は始まっているのに今日は違う。あたしを含め4人はレギュラーのみんなが集まっている中正座をしている。やはり岳人もテストの結果は最悪だったらしい 「…これはヒドいやっちゃな話やなあ」 「…宍戸さん!それでも俺は宍戸さんについて行きます!!」 素晴らしい友情だな。と心の中で感心して頷いていれば若に何頷いてるんですかと呆れられた。友情は素晴らしいんだぞと言い返したかったが、跡部に睨まれているので黙っとく → [mokuji] [しおりを挟む] |