今日は土曜日。午前練が終わり午後はオフだったのでみんなを置いて即家へUターンした



ガチャ
『ただいまー』

「「おかえりー」」
バタン



ドアを閉める
理由なんて聞かないで欲しい。何で、何でおかしいだろ。1番に帰ったのに

よし、公園へ行こう。だがそんな思考もすぐ閉ざされた



「逃げんのは許せへんなあ」

『あはは……何でいんの?』



忍足に腕を掴まれ、我が家に入る。つかこれ不法侵入だよね



「蜜柑のお母さんが入れてくれたC」

『母さん…!』

「あら良いじゃない?蜜柑の大切なお友達だもの」



ふふふ、と笑う母さん。自分が見て楽しんでるだけだろう。イケメン好きだし



『てかあたし先に帰った筈なのに…』

「俺様の車に勝つものはねえ」

『ソファに偉っそうに座んな』



跡部は奥のソファでくつろいでいた。その隣に樺地が立っていて…うん、隣に座れば良いのに



『…来るなら来るって一言言えや』

「仕方ねえだろ、俺だって急に連れてかれたんだ」

『元凶は?』

「「俺たちー」」

『チビー'sめ』



岳人とジローが肩を組んでいたのが可愛いと思ったのは表には出さない。くそ、男のくせに可愛いとか卑怯だ



「蜜柑先輩良ければこれどうぞ」

『あ、わざわざ手土産ありがとう』

「椎葉先輩が苦手なもんばかり集めたものですよ」

『返却』

「却下」



何だよ。嫌がらせにもタチ悪すぎじゃん。中を開ければドリアンだった。つかドリアンなんて誰もが嫌がるだろ、誰かこんなのチョイスしたんだ



「ナイスチョイスやろ」

『テメーか忍足』



こんなところで笑いなんていれんなと言ってやれば"蜜柑やしええやんか"と返された。意味分からん







[ 16/72 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -