「『すんませんでCた』」

「本気で思ってねーだろ!」

「『本気に思ってるCー』」

「蜜柑テメーなめてんのか!!」

『何であたしだけに言うのさ』

「大体テメーが寝るのが悪いんだろーが!」

『うぐ…』



反論は出来ない。けど眠たいから寝るのが人間の本能だと思う。だからあたしは間違いを犯しているとは思わない



『……アホ部』

「「「「ぶっ!!」」」」

「…蜜柑」



ボソッと言ったつもりだったがみんなに聞こえていたらしく噴き出したのは岳人、ジロー、亮、忍足。滝は控えめに笑っていて、若はあたしを馬鹿にしたような目で見てきて、長太郎と樺地は跡部を見て慌てていた。まあ跡部は…般若みたいな表情



『…さあ、部活始めようか』

「蜜柑とジローはグラウンド20周してからだ」

「『Aー』」

「追加10周」

『…アホ部』

「蜜柑追加5周」
『ジロー20周がんばろっか』

「お前は35周…「うん、がんばろー」ジロー!蜜柑!!」



『滝ー、後はシクヨロ』

「はいはい」




ーーー
ーーーーー




只今グラウンド13周に突入した。あたしもジローも息切れはしてはいないが、走るのが面倒くさいのでのんびりとジョギングぐらいの速さで走っている



『ジロー終わろっか』

「そだねー」



テニスコートに戻ればまた跡部に怒鳴られた





「本当アイツ等って自由人だよな」

「俺らって苦労人だよな…」

「まあまあ、毎日が楽しいじゃないですか」

「…苦労が9割だがな」





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