ピンポーン

『…あ』

ピンポーン

『はーい…』



ウトウトしながらもドアを開ければ目の前にはウトウトしているジローがいた



「ん〜…おはよー」

『おはよー…あがる?』

「うん…」



目をこすりながらジローは頷き、部屋へ案内した。あんなジローを見るとあたしも眠たくなってきた



『ジロー……寝てるし』



寝るのは良いがそこはあたしのベッド。別に良いけどさ、着替えられないではないか。仕方なく部屋を出て着替えたが、それでもジローはまだ寝ている



『ふああっ…ジロー見ると眠気が襲う‥んだ、よね……』



ベッドで寝ているジローの隣りに座って、ジローを覗き込んでいたあたしはその後の記憶が完全にシャットアウト。知らずの間寝ていた




ーーー
ーーーーー



ブブブッ、ブブブッ
『ん…っ?あれ、デザートバイキングにいた筈なのに』


携帯が鳴っているので手に取って通話ボタンを押す。その瞬間電話越しから怒鳴り声



『ん…もしも《何時まで寝てんだこの馬鹿!!》うっさ!?』



キーンと響いたよ。耳が痛い…あ、ジローも起きた。なる程寝過ごしたか



『ジローと二度寝しちゃった』

「ごめん跡部ー。寝ちゃったー」

《謝る暇があるならさっさと学校に来い!今はもう昼だぞ!!》



マジでか、朝ご飯も食べてないのに昼ご飯か…時間は経つのが早い



『じゃあ跡部に怒られに行こかジロー』

「Aー怒られるかなあ」

『絶対にね』

「やだなあ……後さ蜜柑、」

『ん?』

「スカート捲れていてエロいんだけど」

『大丈夫、短パン中に履いてるから』

「…そんな問題じゃないC」



そんな会話を後に2人でのんびりと学校へ歩き出した







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