時は放課後 いつもなら部活に行く筈だが、先ほどの件で放送で名前を呼ばれ職員室へ行けば(職員室に行くまでに若に会って馬鹿にされた)ご立腹の担任がいて、放課後1人で教室掃除しろと命令をくだされた 『あんのハゲ…教室掃除って何の嫌がらせかっつーの』 ちょっとだけ片付けが遅れただけじゃんか、とぶつぶつ呟いていたら教室のドアが開いた 「椎葉先輩…でよろしいですか?」 『ああ、うん』 ドアにいる後輩なのだろう。人数は4〜6人、大体内容は検討付くが 『アンタ等2年生?』 「そうです」 『やっぱりか…』 「単刀直入に言います。テニス部マネージャーを辞めてください」 『……』 「そして…陸上部に入ってください!お願いします!!」 「ずるいわよ!あの椎葉先輩、バスケ部に入部お願いします!」 「あたしは兼部でも良いので是非水泳部に!」 『…はあ』 頭の方は残念なあたしだが、運動神経は何故かずば抜けているらしく他の部からの勧誘が絶えない。2年生が勧誘に来るのは簡単。3年生は最後の大会が近いから勧誘する余裕がないからだろう 『ご、ごめんなさい…!』 そして大抵あたしはその場から逃れる為に逃げる 「椎葉せんぱーい!!」 本当にすみません。面倒くさいの嫌なんです あたしは教室掃除をほったらかしにしてテニス部部室に全力疾走した → [mokuji] [しおりを挟む] |