立海に転校して4日が経つ。友達もクラスの人だけでなく、他のクラスの人とも仲良くなれた今日この頃。私は何故か1人の男の子の愚痴を聞いている。



「でな、それで無関係な俺を制裁だって殴ってくるんだぜ?もうやってらんねぇよな…」

『大変なんだね』

「この辛さを分かってくれるのはみょうじだけだ…!」

『そんな事ないよ。きっとみんな思ってる筈だよ』

「そうだったらこんなに苦労しねえって」

『あ…』



彼は隣のクラスのジャッカル桑原くん。腕を怪我していた彼に偶然出くわした私は、無理やり彼を保健室に連れ込み、先生が不在だった為私が手当てをしていたらこんな事に。桑原くんは若いのに苦労しているんだなと少し同情



「なんかすまねえな、初対面のみょうじに愚痴ばっかこぼしてて」

『全然構わないよ。私で良かったらいつでも桑原くんの話の相手になるからさ』

「みょうじ…!」



それから私と桑原くんはメルアドを交換し、仲良くなりました。



話し手と聞き手



「聞いてくれるかみょうじ…」

『…本当に大変なんだね桑原くん』









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