"2度ある事は3度ある"この有名な言葉を残した人に是非とも手作りの紙で作ったトロフィーを贈りたい。

今回の場合は"1度ある事は2度ある"の方がしっくりくるけども。


「またアンタかよ…」

『す、すみません』


昨日従兄弟から教えて貰ったストレッチを日にちが過ぎてもし、夜更かしをした私は(従兄弟の友達がそうゆう事が好きらしく、従兄弟の友達→従兄弟→私…との感じで教えて貰ったのだ)ぼうっと歩いていたらまたもや華和さんとぶつかってしまった。


「マジでアンタ死にたいの?」

『本当にすみません…まだ死にたくないです』

「ふぅん…ま、今回も気分良いから許してあげる」

『(助かった…!)えっと、何かあったんですか?』


明らか聞いてほしそうな華和さんだったので空気を読んで聞いてみた。案の定華和さんは嬉しそうにこう答えた。


「さっき顧問にちょーっと金を出したらさ、君はレギュラー専属マネージャーで良いって言ってくれたの!しかもね、君は可愛いからただみんなを見守ってくれれば良いってさ…ふふっ、来たわ!あたしの時代が!!」

『……』


い…痛すぎる!

痛すぎるよ華和さん。まだこの人は教師に貢いでいるのか。しかも香水だろうか、前より華和さんの香りがキツくて鼻が痺れてきた。ポケモンで例えるならクサイハ…キレイハナのしびれごなを喰らったみたいだ。てかなんでポケモンをチョイスした私。


『良かった、ですね』

「今ならアンタをあたしのパシリとしてテニス部に置いてあげでも良いけど?あはは、金を使ってね!」

『…それはご遠慮しておきます。それじゃあ華和さん頑張ってください』

「パシリになりたかったらいつでも来なさいよぉ?」

『…はい』


絶対なるもんか。



再び接触


「何アイツ連れないわねえ」

『あ、鳥肌立ってる…』





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