『みょうじなまえです。中途半端な時期に来ましたが、よろしくお願いします』

簡単なあいさつにパチパチと拍手を笑顔でクラスの人達は送ってくれた。このクラスの人達は良い人ばかりだと安心し、廊下の一番後ろの席に座った


『隣よろしくお願いします』

「うむ、かまわん」


隣の人はガッチリ体系な男の人だった。一昔前の口調っぽいのが少し気にはなったが、私の為に校舎を案内してくれたり、まだ届いてない教科書などを見せて貰えた。とても優しい人が隣で良かった


『私の為に色々とありがとうございました』

「ああ。また何かあったら言いに来るがいい」

『ありがとうございます』


本当に最後まで私に気を遣ってくれるなんて良い人だ。名前を聞くのを忘れていたが、また誰かに聞けば良い話だろう。


「みょうじちゃん」

『え、あ…』


私の前の席の女の子が喋りかけてくれた。嬉しいのに名前が分からないというオチ…早くみんなの名前を覚えたいな


「あたしは御船ころんって言うの!良かったら友達になってくれるかな?」

『本当?ありがとう嬉しい。よろしく御船さん』

「よろしくね!御船さんは他人行儀みたいだから、ころんでいいよ!」

『じゃああたしもなまえでいいよ』



転校して私の友達第1号は元気で明るいころん。話も気が合い直ぐに盛り上がったりして楽しい1日だった。


前後の席とお隣さん


「ねえ知ってた?なまえの他にも今日同じ学年に転校生がいるらしいよ」

『へえ…そうなんだ。珍しいね』





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