放課後、私は部活を"何でも部"と言う何とも奇妙な部活に入る事が決まった。理由は担任の先生がその部活の顧問だから。特に何処でも良かった私は先生の勧めで入部することにしたのだ。ちなみに部員は私を含めて3人。3人以上でないと部の存続が出来なかったらしいから、先生と部員さんは大喜びしていて少々引いてしまったのは秘密ということで。


「バスケ部のマネすれば良かったのにさー…」

『ごめんね。でも依頼してくれたら何でもするらしいよ』

「マネになってとかでも?」

『期間は決まっているけどね』

「じゃあ依頼する!」

『うん、待ってるよ』


もうなまえ好きー!
とぎゅう、とハグしてくるころん。そんなころんが可愛くて私もころん好きと抱き返した。


「あ、そういえば聞いた?あのなまえと同じ時に転校してきた華和依子が男テニのマネージャーになったらしいよ!」

『え、もしかしてあの人が華和依子さん…?』

「なまえ会ったの?」

『うん、華和さんと朝ぶつかっちゃったんだ。その時に今日からマネになるのって言ってた』


そうか、あの痛い人が華和さんなんだ。華和さん…只でさえファンクラブに嫌がらせされているらしいのに大丈夫なのかなあ。


「アイツに何か言われなかった?」

『あ…うん、ブスって言われた。ははっ』

「うわっ最悪!なまえの方が1億倍可愛いのにー!」

『えー、ころんが1番可愛いよ』

「…っなまえ好き好きー!」

『あはは』



親友と会話


「あああ…苛々して仕方ないんだけど真田」

「む、俺に言われてもな…」

「っち、使えないなあ」

「!?」

「とにかく落ち着け精市」





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