*渇愛





カカキバ+アスシノ








秋になってお月見ということであったがいわゆる花より団子という感じで思いっきり宴会ムードだ
そんな中事件は起きた
店員の手違いでまだ未成年であるキバとシノとヒナタが酒を飲んでしまったのだ
それもかなり度数の高いもの。紅先生が飲むものが彼らの手に渡ったからだろう。
やはり酒になれていないから相当酔っているようでキバは唸りながら机に突っ伏してシノはどうやら気分が悪いみたいで畳の上に倒れていてヒナタもぐったりしている
まだ序盤であったために彼らにとっては最悪の月見であろうことには間違いない


「うええぇ、きもちわりぃ‥しぬ‥。」
「……。」
「‥視界が、くらくら、する‥。」


かなり滅入っているようでキバも畳に突っ伏して、並んで寝ているような状態であった


「ヒナタが特に酷いわね、病院に連れて行った方がいいわね‥。」


紅はそう言って、立ち上がってヒナタを支えつつ病院に向かった
そう言っていると別室に部屋を用意してくれたらしくカカシがキバをアスマがシノを隣の部屋に運んだ。ここの料理屋は併設して宿もしているから布団が用意されていた。


「つらそうだな。」
「そりゃ、あの度数の酒をこの子らが飲んだんじゃしかたねえってもんだ。」


布団に下ろすがまだ気分が悪いようでキバはカカシの服を握って息を荒くしている


「随分と懐かれてるんじゃねえか。」
「まぁね。」
「そんな関係なのか?まさか。」


そうアスマに聴かれてカカシはそうだと言った。


「それでそっちは?」
「知っている癖にな。」


そう言ってシノのサングラスをとって口元まで隠れている服の前を寛げる


「しかしまあちょっと罪悪感はあるよな、他の班の子たちだっていうのしかも紅のな。」
「可愛いもんねぇ、意外と従順なところがあって。」


そう言って布団の上にキバとシノを押し倒す形になってカカシとアスマは二人の服に手をかける


「へ?なに、してるん、ですか‥カカシせん、せ?」
「そんな可愛い顔で言われてもね。」
「‥ん‥アスマ、先生‥駄目、です‥。」
「むり。」


そしてそのまま二人は抵抗むなしく先生二人に半ば強引に性行為にもっていかれた








熱にうかされてもうぐちゃぐちゃで、おかしくなりそうだった
潤んでぼやぼやする視界


「んっあ!‥や、やだ‥せんせ‥!」
「可愛いよ、キバ。」


泣きじゃくりながらカカシに縋りつく、やはり大人と子供だから体格差があるために、必死にキバはカカシに抱きつく。そんなキバの頭を撫でて力を抜くようにと促す
その横でシノは必死に声を押さえつつ、アスマに突き上げられていた


「なんというか、絶景だな‥っ‥。」


力を抜いてカカシから腕を離したキバは無意識だろうが、シノの手をぎゅっと握っていて可愛いな、と二人は呟きながら律動を速めていく


「ふ‥んっ‥せん、せい‥。」
「ちゃんと、名前までよんでくれるか?」
「あす、ま先、生‥あっ‥は、あ、あっ!」
「声、抑えろ、隣いるんだぞ?」


それにシノははっとして、唇をかみしめるが、声が漏れてしまって耳まで真っ赤になってシーツを握り締めて首を横に振る。


「ん‥っ!ふぅ!」
「ひ‥っんあ、ひゃん!」


まるで本当の犬の鳴き声のような声を上げて感じているキバを見ながらカカシはその頬に唇を落とす


「いくよ?キバ?」
「‥や、イっちゃ‥う‥っやん!」


上ずった声を上げるキバの奥を突き上げつつカカシは熱い息を吐く


「お熱いこって。」
「‥っ‥ふ、せんせ、声‥むり‥っあぁ!」


唇を噛んでいたせいで切れて血が流れるのを見てアスマはシノにキスを落として、血を舐め取りつつ的確に奥を突き上げていく
くぐもった喘ぎ声を上げつつ感じているシノの腰を撫でる


「ひゃ、あっ、あ、あっ!カカシ、せんせ!」
「っ‥キバ‥可愛いよ。」
「あっあぁ‥あぁあ!」


びくり、と足がはねてキバはそのまま絶頂を迎えてその中にカカシは熱を吐きだした
いつもだぼだぼの服をきているからわからなかったがずいぶんと細いシノの腰をぐっと引き寄せて起きあがらせ、触れるだけのキスをする


「さて、そろそろだな‥。しかしまぁ、おれちまいそうだな。」
「ふ‥っん‥や、‥とつぜ、んっあぁ!」


急に腰の動きを強めたためにシノはびくん、と腰を跳ねさせて赤紫色の綺麗な瞳から涙
をぼろぼろと流す


「は、シノ‥。」
「っあ‥あ、あっ‥アスマ、せ、んせ、い!」


腰を掴んでそのまま最奥を突き上げれば、アスマのそれをしめつけそのままシノは達して、少し遅れてアスマも達した
酒に酔っている上に行為に及んでしまったせいでぐったりとしたキバとシノにすこしやりすぎたかなとか考えつつ後処理を終えてそのまま二人を寝かせ服を整えてぎゃいぎゃいと騒いでいる8班以外の班員+ガイにまじってお酒を飲みだし、終わったのは真夜中3時を回ったころ。
皆はしゃぎ疲れたのと先生たちはぐだぐだによってしまって誰も手のつけられない状態であった





そんな中でようやく目を覚ましたキバとシノはほとんど記憶が残っていないからしく体のだるさと節々の痛さに唸りつつ、体を起こす


「いてて、あれ‥ここ、どこなんだ?」


隣でまだぼんやりしているシノはようやく覚醒したのか、ゆっくりと立ち上がって襖を開けて、キバも覗きこんで呆然とする。


「なんだこりゃ‥。」
「‥‥地獄絵図だな。」


店員が今日は泊まらせてくれると言ったことで何とか全員を布団に運び終わり、机などを片づけて一息ついた後で二人ははっと気づく


「なあ、俺ら月見、ってことでここにきたんだよな‥。」
「そうだな。」
「何も食べれてない上に、なんか‥されたよな。」
「‥そう、だな。」


そうして先ほどのことが頭の中に駆け巡って恥ずかしくなって二人は赤くなってばっとだらしなく寝ているカカシとアスマを見る


「酔った子供を襲う先生がいるかよ。」


あのシノでも相当滅入っているようで、深い深いため息をついている。


「ていうか‥先生と付き合ってたんだなお前。」
「そっくりそのままお前にその言葉を返す。」


もうサングラスをかけるのもめんどくさくなっているのだろう


「帰るか。」
「あぁ」


そう言っていたらヒナタを連れて戻ってきた紅がやっぱりと言った感じで頭に手を当てる。


「あ、キバとシノいたのね。大丈夫そう?」
「今から帰ろうとしてたところだぜ。ヒナタは?」
「大丈夫だよ、薬のんで横になってたら楽になったから‥。」
「そっか‥。」


靴を履いて店の会計を終えて、外に出た紅は言った


「‥ろくに何も食べれなかったわね。」


といった途端キバのお腹が鳴った


「この時期はまだ店があいてるから、ちょっと食べに行こうかしらね‥。」
「まじっすか‥!」
「疲れていたんじゃないのかお前は。」
「それとこれとは別だよ!」
「うん、私もお腹減ったし、いこうよ‥。」


しょうがないという感じでシノも同意して4人はその店を後にした






























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