ねじ曲がる告白




告白話


『え』
『もしかして、それ僕に言ってる?』

『…何ていうか…うん。好きとか、愛してるとか、そういうのって都市伝説レベルだよね』
『善吉ちゃん、そういうの信じてるんだーうーわー』

『あ』
『もしかして善吉ちゃん、何かの罰ゲーム?』

「台無しだ。俺の一斉一代の告白が、台無しだ」




take2


『え』
『善吉ちゃん、それ、本当?』


『……嬉しいなぁ。僕達、両思いだね』

『…僕さ。恋人が出来たら、聞いて貰いたいお願いがあったんだ!聞いてくれるかな?』


「…おう。まあ俺に出来ることなら、な」
『わあ、ありがとう!』


『…僕。善吉ちゃんに、…メイドとか!猫耳首輪とか!セーラーとか!ぶかぶか白衣とか!そういうのを着て欲しい!』
『あと彼シャツとかも男のロマンなんだけど、…体格的に無謀かな』

『あ、もちろん!裸エプロンは外せないよね!』

「球磨川、ちょっと待ってくれ。今、何でお前の事好きなのか迷走し始めた」







まともに伝わらない。







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