小ネタ | ナノ


主燈(ものはら)


電波七代




なあなあ燈治。俺は、燈治が相棒だって言ってくれて嬉しかった。
相棒に憧れてたから、憧れてた燈治が相棒になってくれて嬉しかったんだ。

夢だった事が、たくさんたくさん叶ったよ。燈治が笑ってくれるの見てたら、幸せってこういうのかなぁって思ったよ。

だからさあ燈治。


笑って。
なかないで。
俺が消えるって言って、なかないで。

燈治が笑ってくれたら俺は幸せなんだ。


俺が消えたら、それでいいみたいだよ。
なのに何で、燈治はなくの。

消えるの見るのは嫌?俺は一人で消えた方がいい?
そしたら、燈治はなかないのかな。

い、痛い痛い燈治!!…怒った?何で?
…ごめん。もう言わないから。ごめん。


なあ燈治、なんで、またなくの?
俺はおかしい事言ってる?


俺には分かんないんだ、教えて燈治。
なあ、どうしたら燈治はなかないの、笑ってくれるの。




なあなあ、燈治。








お前が消えなきゃいい。






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