ストオルスト(LAL) LIVE A LIVEのストオルスト 童話調 「…お前が!!…お前が居たから!俺はいつまでも二番手だ!!お前が憎い、お前が妬ましい!いつも!いつだって、お前が俺の前に居るから!」 彼は、喉が枯れてしまいそうな勢いで捲し立てました。ぎらぎらと血走った瞳で目の前の青年を睨みます。 その強い視線を受けた金色の髪の青年は、小さく頭をふって言葉を返しました。 「なら君は、私から離れれば良かったのに。君が決めた事なら、私は別にそれでも良かったのに」 いつだって、君が自分で決めたんだ。 私は君を縛っていた事はないよ。 金色の髪の青年は、ゆるりと言いました。 先ほどまで吼えていた彼は、更に言葉を続ける事はしませんでした。 金色の髪の赤い眼をした青年も、 君が居てくれて私は嬉しかったけれど という言葉を言いませんでした。 離れる選択肢が見えない程度には近かった人達。 |