小ネタ | ナノ


アキラ×サンダウン(LAL)


某Kさんリクエスト。
LIVE A LIVEのアキラ×サンダウン

シミーズネタなのでご注意を。




「…何じゃこりゃあ」



サンダウンの荷物から薬を探してたら、明らかに怪しい隠しポケットを見付けた。
サンダウンの隠しポケット。悪いとは思いつつ、どうにも気になってしまい、ついつい漁ってみる。

そうしたら、どう見ても女モンの下着が出てきた。

本気で、目が点になった。



思わず、広げて見てみる。スケスケの布地に、愛らしくも控えめなフリル、そして胸が強調されつつも細身のシルエット。


「んー…キャミソール。いやちょっと違うな、何だったかなぁ…あー…シミーズ…?」


名称ははっきり思い出せないが、そんな感じだったな。しかしあのオッサン、こんなの隠し持ってるだなんて意外にムッツリだねぇ。



ドサドサドサッ!!

後ろからすごい音を立てて、何かが落ちた。
思わず振り向くと、口を開けたまま固まった、顔面を真っ青にしたサンダウンが立っていた。そのサンダウンの足元には、木の実。落ちたのはこれか。


「……な、な、」
「ようオッサン、随分とまあいいモン持ってんじゃ」

「違う!!」


そんな全力で否定しなくてもいいじゃねーか。
正直、女モンのパンツにパンスト、そして某パールまで持ち込んだオレに比べれば、可愛いモンだと思うぜ?

いつもは飄々として冷静な最年長者が、慌てふためく姿が面白くて言わないが。


「へぇ?あんたのじゃないって?あんたの荷物に、隠すみてーにあったんだけどなぁ」
「……そ、れは」


取り乱すサンダウンなんて初めて見たせいか、ついついイジメたくなる。


「あんたのじゃなけりゃ、誰かが入れたとか?有り得んのか?」
「…う…、」

さあさあ、自分のだって認めちまえ。
屈辱だろうよ。こんな年下に責められて。


「ほら、素直に吐いちまえよ。男らしくねーぞ」
「………ぅ、ぐ…」


ついでに心を読んでみる。

何故これが、荷物の中に、見られた、どうして、死にたい、盗んだ、ただの変態

いい感じにぐちゃぐちゃだ。
そんでもって、中々いい単語共が浮かんでたじゃねーか。


「なぁ…オッサン?あんたさぁ、コレ……盗んだんだな?」
「ッ!?…な、ぜ…」

びくりと跳ねた体。少し下がろうとする足。目に浮かんでるのは確かに羞恥心。
つい、にやぁと底意地の悪い笑みになった。

「ははッ……オッサン、あんたさ、」
「……ア、キラ…」


もう何も言わないでくれ。
顔にそう書いてある。心を読んでも確かにそう叫んでる。でも。


「…あんたって……ほんと、ヘンタイ」
「………ッつ!!!」


ぶわぁあっと顔が真赤にした瞬間、サンダウンは踵を返して一気に走り抜けた。
…逃げられた。





…………あー…なんか、ヤベー…。
サンダウンの、あの顔、あの態度……正直、すっげぇ楽しかった。

「…クセになったら、どうしよう…」

思わず頭を抱えた。







その頃サンダウンは。

(………マッドぉぉぉぉぉぉおッ!!!!)


顔を赤く染め上げ、犯人がこの場に居ないせいでぶつけられぬ怒りを、樹木にぶつけていた。









荷物に入れた人→マッド
でも、盗った人→マッド&サンダウン
だから仕方ない







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