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世界中を敵に回しても、
なんて言える気がした。
阿久津SIDE
「おい阿久津、名前は俺達と食べる。なあ、そうだろ名前?」
「名前が阿久津と食べるとかありえないだろ」
土屋くんと東くん。特に土屋くんには、絶対に取られたくない。
『あの、あくつ』
「…ん?」
『食べよっか、お昼!』
いつもの笑顔でそう言う君を見たら、歯止めなんて効かなくなって
僕はもう、このクラスのこととか
トップとか、スクールカーストとか
どうでもよくなった気がした。
(君に捧げよう)
(そう誓った12時半)
END
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