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君ともっと、
近くなりたいんだ。
阿久津SIDE
君が僕の隣の席に来てからだいぶ経った。でもやっぱり日常を過ごすのは土屋くん達。
[特別]という言葉が頭をぐるぐる回って離れない。
恋人…彼らは恋人ではないがかなり近い関係ではあると思う。
土屋くん、東くんに関しては絶対に名前のことが好きだ。東くんは振られてたけど土屋くんは…時間の問題かもしれない。
だったら…
「おい名前、飯だ、行くぞ」
あの時と同じ、
君が僕の心に住み着いて離れなくなった
あの日と同じだ…
『はいはーい』
パシッ
君の手をとり、言うんだ。
『あ、あくつ?』
「僕と、食べよう。お昼」
(一歩踏み出す勇気、があれば)
(簡単に奪い取ってしまえるかも、なんて)
END
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